5月幼児日本語教師養成コース

あなたも幼児日本語教育を学んでみませんか?

5月幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

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**幼児日本語教師養成コースについて**

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、乳児から児童期までの子どもたちに日本語を教えるための知識とスキルを提供するプログラムです。日本語を複言語環境で学ぶ子供たちに焦点を当て、現場での指導に役立つ情報やアプローチを学びます。

 

**受講対象**
– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年5月6日(月)
– 6週間のコース

introductory teacher

基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

**プロフェッショナルコース (Professional Course)**
– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

introductory teacher Advanced Teacher

プロフェッショナルコースでは、幼児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を包括的に学びます。基礎コースを修了し、子どもたちにより高度な指導を提供するためのスキルを磨きましょう。パッケージコースならではのお得な受講料も魅力です。

 

**お問い合わせと申込み**

2024年度の幼児日本語教師養成コースの詳細や受講料について知りたい方は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】

 

**なぜ幼児日本語教師になるべきか?**

幼児日本語教師

子どもたちに最適なアプローチと、複言語環境での日本語教育に特化した専門性を身につけましょう。保育士や幼稚園教諭が知らないバイリンガルやマルチリンガルなど、独自のアプローチが求められる幼児日本語教師。

KJLTIAでは、国内外で幅広く活躍できるハイブリッドな指導者を目指します。新たなキャリアのスタート、あなたも考えてみませんか?

 

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3月の幼児日本語教師養成コース

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– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
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**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年3月18日(月)
– 6週間のコース

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基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

**プロフェッショナルコース (Professional Course)**
– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

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幼児日本語教師のレッスンを受けている子ども達

2月の幼児日本語教師養成コース

2024年2月KJLTIA主催の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

 

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– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年2月19日(月)
– 6週間のコース

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2024年1月KJLTIA主催の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

 

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– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年1月22日(月)
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基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

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– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

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プロフェッショナルコースでは、幼児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を包括的に学びます。基礎コースを修了し、子どもたちにより高度な指導を提供するためのスキルを磨きましょう。パッケージコースならではのお得な受講料も魅力です。

 

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幼児日本語教師

子どもたちに最適なアプローチと、複言語環境での日本語教育に特化した専門性を身につけましょう。保育士や幼稚園教諭が知らないバイリンガルやマルチリンガルなど、独自のアプローチが求められる幼児日本語教師。

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ミラノ日本語補習授業校にほんごであそぼう

特集2:幼児日本語教師の専門性とは?

前回に引き続き、イタリア・ミラノ日本語補習授業校の新設クラス『あそんでまなぼう!にほんごクラス』の担任である大橋澄子先生に【幼児日本語教師の専門性】について聞いてみました。

インタビュー目次)

 幼児⽇本語教師の専⾨性は、どんなところだと思いますか?

 どんな場所で幼児⽇本語教師の専⾨性が必要とされると思いますか?

 幼児⽇本語教育を学んだことで、指導者としての指導⼒や親として家庭での⽇本語教育に変化はありましたか?

 幼児⽇本語教師養成コースの受講を検討している⽅に向けて、⼤橋先⽣からのメッセージ!

幼児⽇本語教師の専⾨性は、どんなところだと思いますか?

大橋先生:うーん…⽇本語という⾔語を教えるのですが、⾔語をそのまま教えるわけではなく、試⾏錯誤と共に⾔葉と⽂化とコミュケーションを教え伝えることができる!?でしょうか。

KJLTIAのプロフェッショナル認定幼児日本語教師の専門性
幼児日本語教師の専門性

KJLTIA: そうですね。日本語を言語として教えようと幼児や小学生を相手に日本語の動詞の活用形や文法の話をしても子どもたちにはちんぷんかんぷんですよね。ひらがなの文字からいきなり指導しようとする保護者や指導者もいますが、乳幼児や小学生の場合はひらがなの文字を覚えさせようとするのではなく、幼児日本語教育の色んなアプローチでアクティビティを進めながら、気が付いたらひらがなを覚えていた!っていう流れを作ってあげられるのがベストですね。

上の画像では、『日本語教師』『幼稚園教諭/保育士』『小学校教諭』『幼児日本語教師』の4タイプの資格を比較したものです。今回は、【日本語指導】【子どもへの指導】【複言語の知識】の3つの項目のみを比較しましたが、このシンプルな比較であっても、今まで一般的に日本国内外で日本語教育に携わってきた日本語教師、幼稚園/保育士、小学校教諭の資格保持者に欠点があることがわかります。10年ほど前までは、子どもに日本語を教える専門職は存在すらしていませんでした。ですから、日本語教師、幼稚園教諭/保育士、小学校教諭の資格者が子どもの日本語教育に携わることになっていったのは理解できますね。しかし、【幼児日本語教師】という専門職ができて、じわじわと認知されてきた今、どうでしょう?幼児日本語教師が他の資格者と差別化された専門職であると理解頂けるのではないでしょうか。

大橋先生が担任をする「あそんでまなぼう!にほんごクラス」は、日本語補習授業校の幼稚部に入学するための準備クラスとして設置されています。幼稚部への準備クラスや幼稚部の指導者には、幼児日本語教師が適任ですね。幼児日本語教育の専門性を活かして、子どもたちが負担にならないよう楽しい日本語レッスンを行いながら、日本語の土台をしっかり築いてください。

どんな場所で幼児⽇本語教師の専⾨性が必要とされると思いますか?

大橋先生:海外での⽇本語補習授業校の幼稚部(年少・年中・年⻑組)、⽇本の幼稚園・⼩学校などで外国⼈が在籍していて⽇本語の教育が必要な⼦供がいるところ、他にも海外在住の⽇本と外国⼈のハーフの⼦どもさんの集まる場所・・・でしょうか。もっとありそうですけれど。

KJLTIA: そうですね、大橋先生のように日本国外の日本語教育機関である日本語補習授業校の幼稚部で活躍されている幼児日本語教師の方は多いです。その他の教育機関では、日本語幼稚園やインターナショナルスクールの日本語クラス、日本人の生徒が通っている、または日本語教育を取り入れている現地の保育園や幼稚園で活躍されている先生もいます。オーストラリアでは、幼児期から第二言語教育プログラムが始まっており、幼稚園や保育園によって取り入れる言語は異なりますが、日本語を選択している園に日本人の先生が働いているところは、日本人の先生が幼児日本語教師養成コースを受講して日本語レッスンを担当している園もあります。また日本国外では、他にご自身でお教室を運営されている方、コース修了後にお教室を開講された方もいますし、コミュニティセンターで日本語の絵本の読み聞かせをされている方、日本語のプレイグループでご自身の子どもも含めてですが、他のママさん達と協力しながら子どもたちが日本語に触れる機会を提供している方もいます。日本国内では、外国籍の子どもの多い保育園や幼稚園の先生が幼児日本語教師養成コースを受講し、日々の保育の中で幼児日本語教育のアプローチを遊びを通して取り入れている方々もいますし、NPO団体の日本語支援学級で移民の子どもたちに公立小学校の普通学級に入るための日本語指導をされている先生方もいますよ。また、日本国内のインターナショナルスクールの日本語クラスの教員もいます。

幼児⽇本語教育を学んだことで、指導者としての指導⼒や親として家庭での⽇本語教育に変化はありましたか?

大橋先生:まず、何よりも⾃分の⼦供がバイリンガルの環境に存在している私にとっては、本当に勉強したかった分野です。なので、そこで⼦供に対する⽇本語の世界に深く⼀歩進んだと信じています。
まだまだ指導者としても親としても、勉強中の途上段階にあります。そしてこれからもそれは続くと思います。しかし、幼児⽇本語教育で学んだことは、多くの知識を得ることができ、今の指導者としての⾃分に確実に⾃信が持てるようになっていると感じています。

KJLTIA:嬉しいですね。本当に保護者の皆様の熱意と努力には頭が下がります。海外赴任されている日本人家族や、日本から移住された日本人の方々は、今も昔も子どもの日本語教育に熱心に取り組む親御さんたちがたくさんいました。まさに継承語教育の歴史は、日本語だけに限らず、どこの国でも自分たちの言語や文化を次の世代に伝えたいという親御さんたちの強い気持ちがあるからスタートしたということですよね。このように継承語教育の歴史は長く、日本語だけに限らずさまざまな言語の継承語教育が研究されています。

幼児⽇本語教師養成コースの受講を検討している⽅に向けて、⼤橋先⽣からのメッセージ!

私は幼児⽇本語教師について勉強しようと思ったきっかけは、⾃分の⼦供に⽇本語でしか話しかけてこなかったのに、2歳になった時、イタリア語でしか返答が返ってこなくなったことでした。⼀体⼦供の頭の中ってどうなっているの??という素朴な疑問があり、ただ周りを⾒ても、情報を探しても答えを⾒つけられないと感じていたところ
に、KJLTAの⾨井先⽣と出会いました。そこでまさに⾃分の疑問に関する内容などについてのレクチャーを受けることができ、またディスカッションなどをすることができました。その時の基礎コースでは韓国とスペイン在住の同じような⼩さいお⼦さんを持つお⺟さんたちでした。そのお⼆⼈と⼀緒に受講しディスカッションをして、似たような環境でバイリンガルを育てる⼦どもへの疑問や感じたことを吐き出せる、そういった場としてもとても新鮮でありがたかったのを記憶しています。
バイリンガル環境でお⼦さんを育てている⽅にもきっと役⽴つコースだと思いますし、それをきっかけに他のお⼦さんにも⽇本語を教えるという新たな道が⾒つかるかもしれません!これから国際化が益々進み、もっと⽇本⼈が海外へ進出するでしょうし、イタリアに住み始めて17年、肌でそれを感じています。また、海外から⽇本へ移住する⼈々も益々増えてきていますよね。
幼児⽇本語教師という分野はこれからもっと需要が⾼まることだと思います。

KJLTIA:貴重なご意見ありがとうございます。幼児日本語教育って奥が深い分野だと思うのですが、子どもの言語発達や複言語環境で育つ子どもたちの頭の中って未知の世界で知りたくなりますよね?私たちのように日本で生れ育ってきた者からすると、バイリンガルってどういう人なのか、バイリンガル児がどのように成長していくのかって、自分が経験していないからこそ興味深い内容かと思います。今の時代、SNSなどで検索すればバイリンガル育児の情報もたくさん出てくると思います。しかし、子どもを取り巻く環境は個々の家庭で異なるため、どれを試せば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。【幼児日本語教師の専門性】を知って頂き、『幼児日本語教育』という1つの分野として興味のある方には、是非、幼児日本語教師養成コースで学んで欲しいです。子どもとの関わり方に変化が出てくるでしょうし、子育てが落ち着いたら、是非そのバイリンガル育児+幼児日本語教育を他の子どもたちの日本語教育に活かしてもらえたら嬉しいです。こちらオーストラリアも移民の入国数が増えています。幼児日本語教師の需要もさらに高まっていくことでしょう。

2024年新しい年が始まりました!新しい年に新しい学びを・・・ということで、幼児日本語教師養成コースを受講してみませんか?

KJLTIAの幼児⽇本語教師養成コースに関するお問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au) は、こちらから。

1月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

2月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

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『ハイブリッド言語』を使用する子ども

幼児日本語教師が指導する子どもたちの多くが、乳幼児期から複言語環境で育っています。このような子どもたちの言語環境では、『ハイブリッド言語』が育つ環境ともいえるでしょう。英語圏で生活しながら日本語習得を目指している子、フランス語圏で生活しながら日本語習得を目指している子、中国語圏で生活しながら日本語習得を目指している子など、個々の子どもが生活している言語圏は違えども、『日本語も他言語も』どちらも生活の中に存在し、どちらの言語もほぼ同時期に発達していくものです。

バイリンガルやマルチリンガルも二言語や多言語を使用する人を示しますが、『複言語』という言葉をKJLTIAが使用しているのは、冒頭で述べた通り、日本語も他言語もどちらも生活の中に存在し、どちらの言語も共に発達していくことを表しています。

このような子どもたちは、将来、子ども自身が使える自分の言語は、『ハイブリッド言語』になる可能性を秘めています。だからこそ、幼児日本語教師を目指す方にも、複言語環境で子育てしている親御さんにも、子どもの言語発達の時期や言語環境について、それぞれ個別にしっかり目の前の子どもや生徒と向き合いながら、幼児日本語教育を進めていきたいものです。

『ハイブリッド言語』とは?

『ハイブリッド言語』という言葉を初めて聞く人もいるかも知れません。ハイブリッド言語とは、言語Aも言語Bも自分の言語として、それぞれの言語が影響を与えながら、両言語を自由に使えるようになることを言います。

モノリンガル(一言語)で育った人への説明も難しいし、ある程度の年齢になってから他の言語を身に付けバイリンガルになった人も、もしかしたら理解が難しいのかも知れません。

みなさんがよく知る『ハイブリッド車』。これを例にして考えてみましょう。

ハイブリットカーは、ガソリンと電気を使って走る車であることは、みなさんもご存知の通り。ハイブリッドカーの動力には、①燃料を燃やして動くエンジンと、②電機によって動くモーターの2種類です。この2種類のエンジンとモーターを組み合わせて動くのが『ハイブリッドカー』です。

上記のハイブリッドカーの動力を言語に置き換えて『ハイブリッド言語』を説明してみましょう。ハイブリッド言語は、言語Aと言語Bを組み合わせた言語活動と理解できるのではないでしょうか。例えば、日英のハイブリッド言語の言語能力は、①日本語を使った言語活動と、②英語を使った言語活動の2つの言語です。この2つの日本語と英語を組み合わせてコミュニケーションする能力が『ハイブリッド言語』と言えるでしょう。

親と子では、幼少期の言語環境が違う

非日本語圏に移住した日本人の移民1世は、もともとは日本で生まれ、日本で教育を受けてきたので、日本語は母語、母国語と自覚していると思います。移民1世の親たちが非日本語圏で子どもを産み、育てる際、その子どもたち(2世)は、日本国外で生まれ、非日本語環境で育っていきます。日本で育った親と子どもが育つ国の言語環境が異なるということです。整理してみましょう。

- 移民1世の親は、日本という日本語圏で日本語を母語・母国語として身に付けて行きます。

- 移民1世の子ども(2世)は、非日本語圏で日本語を母語(継承語)として身に付け、それと同時に居住国の言語を母国語として学んでいきます。

こうした日本にルーツのある子どもや、日本にルーツが無くても母語形成期の言語発達期に日本に長期で滞在している子どもにおいては、日本語も他言語もというハイブリッド言語使用者になる可能性が高いことを理解し、子どもの言語教育のサポートをしていきたいものです。

幼児日本語教師も子どもに日本語教育を与える保護者も、幼児日本語教育を学んでハイブリッド言語を使用する子どもを育てよう!

ハイブリッド言語を使用する子どもを育てる

子どものハイブリッド言語能力を育てていくためには、子どもの指導者となる幼児日本語教師は「ハイブリッド言語」を理解しながら幼児日本語教育を進めて欲しいものです。日本語も他言語もうまく融合させながら、子どもたちが日本語も現地語も「自分の言語」として自信持って使用できるよう、サポートしていくことが大切です。日本語よりも現地語の方が使いやすくなるのは、言語バランスの比重が現地語の方に偏っていれば仕方ないことです。「日本語で話しなさい」と子どもに言っても、話せるのであれば話します。

それでは、どうアプローチしたら良いのか?

幼児日本語教師養成コースの受講生は、ご自身の子どもの特別な幼児日本語教師になろうと学ぶ方がたくさんいます。幼児教育の教材を日本から取り寄せている方も多いと思いますが、やり方を間違えれば、子どもが日本語を嫌いになってしまいます。継承語教育のためにアプローチしているのに、我が子の日本語嫌いを促すことは避けたいですね。

ハイブリッド言語を使用する子どもに育てるために、あなたも幼児日本語教師養成コースで【幼児日本語教育】について、学んでみませんか?

5月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

お問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au) は、こちらから。

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言語発達のポイントは幼児期にあり!

「言葉の三大機能とは」

子どもの言語発達は、精神的にも社会的にも多様な機能を持っているため、発達という観点から複数の角度から見ることができます。

一つは、言語が伝達機能を持っているという観点です。伝達機能は、自己や他者を含む社会的環境に対して情報を伝えるために使用される機能です。これは、子どもが自分の意思を伝えるために使用することができるということです。 例えば、「お腹が空いた」と言うことで、お腹が空いたという意思を他人に伝えることができます。

もう一つは、言語が思考の道具となることです。思考の道具機能は、自己の内面や環境を理解するために使用される機能で、自己や他者に対して質問をすることにより、理解を深めることができます。子どもは言葉を使って自分の思考を表現することができ、自分自身や他人とのコミュニケーションを通じて、思考を共有することができます。

最後に、言語が行動調整機能を持つことです。行動調整機能は、自己や他者の行動を調整するために使用される機能で、相手に対して指示を出すことや自分自身の行動を言語で説明することができます。子どもは言葉を使って、自分自身や他人の行動を調整することができます。例えば、「絵本、読んで」と言うことで、他人に絵本を読むように促すことができます。

これらの三大機能は、子どもが言語を学習する上で重要な役割を担うため、子どもの言語発達を理解する上で重要な視点となります。

「子どもの言語発達について」

子どもの言語発達は、生後1歳から6歳頃までに急激に進みます。上記で触れた言語の三大機能で説明した通り、子どもの言語獲得は精神発達と広く深くかかわっています。

生後1歳から2歳頃の子どもは、繰り返しのフレーズを発するようになります。また、繰り返しのフレーズを使って、自分のニーズを伝えるようになります。「ママ」「パパ」など家族に対する呼びかけや、「いただきます」「おしっこ」など日常的な言葉を使うようになってきます。この時期は、まだ言葉の数は少なく、自分の意思を伝えるためには音声やジェスチャーを使用します。また、周囲の人々が話している言葉を聞いて、それらを覚えることで、言葉を習得します。

生後1歳半頃から1語の言葉を発するようになり、たった1語の単語で多様な内容を表すようになります。子どもの1語の発話は、受け手の側からすると1つの文と同じような機能を持つことから、「一語文」とも呼ばれます。この一語文にも3つの機能があり、幼児日本語教師養成コースの中で学んでいきます。

生後2歳から3歳頃の子どもは、話し言葉が洗練され、2語以上の文を組み立てるようになります。また、質問もするようになります。言語の理解力が向上し、周りの人々の話を聞いて理解する能力が身につきます。

生後3歳から4歳頃の子どもは、語彙が増え、大人との対話もしやすくなり、より詳細な話をするようになります。また、自分のことを認めるようになります。

生後4歳から5歳頃の子どもは、身近な話題で会話を続けることができるようになってきます。また、自分の言葉を使って自分の考えを伝えるようになります。

生後5歳から6歳頃の子どもは、自分が体験したことを言葉にして相手に伝えることができるようになってきます。

「小学校入学前に子どもの言語発達をサポートするためには」

小学校入学前に、他者とのやり取りを通じて多くの語彙を学ぶことは、子どもの言語発達に欠かせないことです。ゲームやクイズを使って、楽しみながら語彙を学ぶことも大切です。家庭でも、日常的に子どもと話をすることで、子どもの言語発達を促進することができます。

語彙は、言語の中で最も重要な部分の一つであり、小学校入学前に多くの語彙を身につけることは、将来学習を支援するために必要です。子どもが話すこと、聞くこと、読むこと、書くことをする上で語彙力は、不可欠な要素になります。子どもたちは、言葉を使って自分の感情や考えを表現することができるようになり、自分自身を理解することもできるようになりますからね。

また、子どもたちは、言語を通じて、自分自身や周りの人々について学ぶことができます。例えば、語彙を増やすことで、子どもたちは、自分自身や家族、友達、動物、植物、天気などについて学ぶことができます。

子どもが小学校に入学する前に、日常的に使用する単語を学ぶことができるように、家族や周囲の大人が子どもとのコミュニケーションを重視していくと良いでしょう。子どもに対して、自然な話し言葉を使用し、子どもが理解できるように説明をしましょう。それに加えて、子どもに適切な言葉を使用して質問をすることで、子どもが理解しやすくなります。

「幼児日本語教育では」

複言語環境で育つ子どもの場合、母語が2つになる子どももいるでしょう。また、母語と母国語が異なる子どももいるでしょう。このような複言語環境に子どもがいる場合、「日本語」と考えるのではなく、「日本語」と考えていきましょう。

幼児日本語教育では、「りんご=Apple」とは教えません。子どもの言語発達に沿ったアプローチでは、りんごという果物が「りんご」であり「Apple」であると子どもが認識しながら理解し学習していきます。

大人が第二言語を学ぶプロセスと、子どもが新しい言葉を学ぶプロセスは異なるので、幼児日本語教育と大人に日本語を教える日本語教育は、言語習得の理論も指導法も異なることから、同じ日本語教育であっても専門性は異なると言えるでしょう。

KJLTIAの幼児日本語教師養成コース

幼児日本語教師は、日本語を教える指導者ですが、バイリンガルやマルチリンガルの子どもに日本語を指導するため、子どもについてよく理解することが大切です。

日本語を学ぶ子どもたちは、たとえ日本にルーツを持っているとしても、日本で育って来た人や、日本で教育を受けてきた人とは、日本語の位置づけが異なります。

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースでは、子どもの言語発達だけでなく、脳の機能、そして子どもの知覚・運動発達なども学びます。もちろん、バイリンガルやマルチリンガルについても深く学ぶことで、複言語環境で育つ子どもたちを理解し、個々の子どもに適した時期に、適したアプローチができるようになります。

本コースの受講生の多くが、「自分の子どもの日本語のため」に幼児日本語教育を学んでいます。「現地の言語の方が強くなってきて、日本語をどう教えたら良いのかわからない」という方は、本コースで子どもの言語発達について学び、バイリンガルやマルチリンガルについても理解し、そして楽しみながら子どもとどうやって日本語をのばしていくのか、前向きに子どもに向き合うことができたという方が多いですよ。

コース内で学ぶ指導法を取り入れたアクティビティを子どもにやってみたら、「もう1回やりたい」とリクエストが出て、日本語を楽しく学んでくれるようになったという声もあります。子どもは、楽しみながら、遊びの中での学びが、効率的に効果的に学ぶことができます。

幼児日本語教師養成コースに興味がある方は、是非、こちらからお問合せください。

2月の幼児日本語教師養成コースのご案内は、こちらから

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幼児日本語教師の指導する子どもは複言語環境で育つ!

子ども達は、日本語だけでなく、日本語【も】身に付けていく

KJLTIAの幼児日本語教師養成コース内では、幼児日本語教師が指導する相手は、日本語を学んでいるけれども、日本語だけではないんだよってディスカッションの中で話します。

ケーススタディーを通じて、多様な家族、子どもについて考えていきますが、そのディスカッションの中で皆さんに気が付いてもらうのが、子ども達は私たちとは違うよっていうこと。

「そんなこと言われなくてもわかっているよ」

っていう方もいると思いますが、頭でわかっているつもりでいるけれども、改めて考えてみると、「なるほど!」「確かにそうだ・・・」とディスカッションの中で気付く人が多いです。

幼児日本語教育で大切なのは、日本語を子どもに身に付けさせていくだけではありません。

「日本語」なのです。

こう書くと、「え?幼児日本語教師は、日本語以外の言語も指導するの?」って言われそうですが、そういうことではありませんよ。

幼児日本語教師が指導するのは「日本語」ですが、日本で育つ日本人の子どもと違って、日本語の単一言語話者(モノリンガル)を育てる日本語教育ではないということです。

KJLTIA複言語教育

重要なポイント!!:幼児日本語教育を受ける子ども達は、複言語・複文化環境で育つということを指導者も親も理解していなくてはならない。

私たちが指導する子ども達というのは、生まれた時から、または乳幼児期に1つ以上の言語に触れて育ってきている複言語環境にいる子どもです。

「バイリンガルに育てたい」「マルチリンガルに育てたい」という親の願望があるにしろ、幼児日本語教育を受けている子ども達というのは、親の願望云々というより、必然的にバイリンガルやマルチリンガルになる環境に置かれているということです。

日本で生まれ育ってきた親たちにとっては、なんて恵まれた環境なんでしょう!それならば、うちの子もバイリンガルやマルチリンガルに~って力が入ってしまうのは、よくわかります。

日本語環境があるからこそ日本語に触れて日本語が身についていくのであって、その日本語環境がなければ難しいものです。

家庭で幼児日本語教育に取り組む方、お教室に通う方、子どもの日本語教育の選択肢は今の時代、たくさんあると思います。

しかし、何度も言うように幼児日本語教育を受ける子どもは、【複言語・複文化】環境で育つため、この【複言語・複文化】について知っていることは、重要なポイントです。

日本人だから、日本語がネイティブレベルだから・・・それだけでは、幼児日本語教育に携わる指導者の専門性には欠けてしまいます。

日本の教員免許または保育士資格を持っているから~・・・というのも、日本語モノリンガルへの指導には長けているけれども、複言語環境で育つ子どもへの日本語教育においては、やはり幼児日本語教育の専門性を持っているとは言い難い。

KJLTIA幼児日本語教師

KJLTIA(幼児日本語教師協会)の幼児日本語教師養成コースでは【幼児教育】+【日本語教育】+【複言語教育】のハイブリッドな専門性とスキルを持つ幼児日本語教師になることを目指します。

幼児日本語教師は、日本語だけ子どもに教えれば良いというものではないのです。

幼児日本語教師が指導する子ども達は、乳児クラスであれば1歳前後から始まり、小学校入学後の児童期まで続きます。子どもの大切な時期に関わる指導者だからこそ、高い専門性と指導経験が求められます。

KJLTIAのプロフェッショナル認定幼児日本語教師は、それこそハイブリッドな専門職と呼ぶにふさわしい指導者です。KJLTIAの幼児日本語教師養成コースの基礎コースと上級コースを終え、最低100時間以上の子どもに日本語を教える指導経験を積み、KJLTIAの幼児日本語教師指導者認定試験に合格した人です。

プロフェッショナル認定幼児日本語教師は、教育機関やお教室の運営者、補習校の講師、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、日本語レッスンを行う現地の幼児教育機関で活動している先生たちが多いですが、フリーランスで活躍している先生ももちろんいます。

上級コースを終えたアドバンスレベル幼児日本語教師と何が違うのか?

上級レベル幼児日本語教師も、幼児日本語教師として働くに必要な知識を得ていますが、子どもへの日本語の指導経験が100時間に達していない方なので、プロフェッショナルとはまだ言えないレベルです。

どこの国でも教員免許や指導者資格を取得するためには、教育実習があります。幼児日本語教師も指導経験というのは、とても重視しています。プロフェッショナル認定幼児日本語教師の資格取得者は、最低100時間以上の子どもへの日本語指導経験があることをKJLTIAが確認し承認しています。

今の時代、自分の得意を活かした働きができる世の中です。しかし、専門性の見極めは重要。資格や学歴だけでは判断できない部分も多いのですが、専門性と指導経験の有無は、指導そのものに出てきます。マニュアルが無いと指導計画が立てられないのは、まだ指導の経験値が足りないかな。100時間ほど指導経験を積んでいくと、その先生らしさというのが出てきて、同じテーマであっても使う教材が違ったり、アプローチの仕方やアクティビティにオリジナルが加わってきます。

みなさんもお料理ができると思いますが、レシピに沿ってお料理をするのと、プロの料理人が同じレシピ、同じ材料で同じものを作っても、何か仕上がりも味も違うのは、専門性、スキル、そして経験値ですよね。

子どもに日本語を教えようかな~って考えた人が最初は指導経験もなく、ただ日本語がネイティブだったり、日本語が得意なだけかも知れません。そこに専門性とスキル、経験値を得ることで、プロフェッショナルな幼児日本語教師に成長していきます。

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースの中で、もちろん実技試験が各コースの最後にあります。基礎コースの時は初めての指導ですっていう方が、上級コースの実技試験で別人のように飛躍的に指導スキルが上達している人もいます。基礎コースの実技で受けたフィードバックをしっかり自分のものに落とし込み、上級コースで学んだことをプラスしたことによって大きく上達する人がいます。初心者の方は、吸収力も抜群でアドバイスされたことを自分のモノにしようと努力されます。指導経験者は、『幼児日本語教育』という視点で考え、自分の指導にアレンジしていくことで、さらに指導の幅が広がっていきます。

来週、上級コースの実技の提出になるので、受講生の皆さんの実技がとても楽しみです。

幼児日本語教育は、奥が深い

幼児教育の資格を持ち、海外で幼児教育者として活躍している幼児日本語教師養成コースの修了生が、幼児日本語教育は奥深いと言っていました。新しい分野を学ぶって楽しいです。

私も一人の幼児日本語教師として、そして幼児日本語教育の研究者として、日々奮闘しています。資料を読んで、こういうアプローチもあるのかな、こんな教材はどうだろうかって考えたり、時代が移り変わる今、そしてこれからの教育について考えるとほんとうにこの分野の学びは尽きることがないと感じます。

今もデスク周り、部屋のあちこちに走り書きされたメモがたくさん。アイディアが閃いた時に書き留めておくようにしています。このブログを書いているのも、実は別の幼児日本語教育の資料を作っている最中に「あ、みんなに伝えておきたい」と思い立ち、こうして書いています。

KJLTIAの幼児日本語教師養成コース

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースでは、「幼児教育」+「複言語教育」+「日本語教育」を学びます。

子どもに日本語を教えてみたいというあなた、是非、幼児日本語教師養成コースで幼児日本語教育について学んでみませんか?

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