2022年幼児日本語教師として教育現場にデビューした先生の声が届きました

新しい年が始まって、2週間経ちましたが、2022年の寅年、皆様は、どんなスタートをしたのでしょうか。

年末年始で世界各国、オミクロン株の感染拡大によりロックダウンの中での年越しをされた方々、ロックダウンではないけれども、クリスマスや年末年始の楽しいイベントが中止となり、ひっそりと新しい年を迎えた方など、さまざまだったかと思います。

【こちらのコロナの状況】

KJLTIA(幼児日本語教師協会)の拠点がある西オーストラリア州のパースは、クリスマス前に州境を開けて、他州との行き来ができるようになりました。開けたらこうなるよね・・・と絵に描いたようなシナリオ通り、コロナの感染者が出てしまい、少しずつ増えています。そのため、昨夜、再度、西オーストラリア州は州境を閉じ、またまた鎖国になってしまいました。しかし、州境も国境も開けたらウイルスの侵入が防げないのであれば、いずれ諦めて開けるしかないというところまできたという雰囲気になっています。このまま無事に2月5日の国境オープンに向けて、州民はワクチン接種に急いでいますよ。5歳以上の子どもの接種も先日始まったところです。

【新しい年に幼児日本語教師としてデビューした方からレッスン報告が届きました】

今年1月から日本にあるインターナショナルスクールで幼児日本語教師として日本語レッスンをすることになった方から、早速、初回と2回目のレッスン報告が来ました。こちらの先生は、認定試験の受験に必要な100時間の指導経験を積むために教育現場で幼児日本語教師としての挑戦を始めたばかり。

【初日のレッスン】

初回は、子ども達のこともわからない状態での体当たりですから、上手く行かなかったこともあったようです。「みんなで手を繋いで輪になろう」と言っても、手を繋いだらつないだで、わ~って楽しんでしまう子ども達。輪を作るどころではなかったようでした。どういう状況なのか、想像できますよね。新しい先生が来て子ども達は、きっと興奮しているでしょうし、ちょっとしたことでも「うわぁ~」ってなってしまいがちなのが、初回のレッスン。最初から上手くやろうとせず、とにかく初回は楽しむことが大事です。また、思っていた以上に子ども達の人数も多かったようで、4~5歳児クラスに3歳児が数名参加して15名、2歳児クラスの子ども達が12名もいたり・・・。もちろん、外国籍に保育士がアシスタントについてくれていたようですが、手を繋いで輪を作るというアプローチだけでも大変だっただろうなと思います。

初回のレッスンを終えての幼児日本語教師からのメールには、

本日、日本語レッスン3コマ終えてきました。いろいろとハプニングがあって、教案通りにはできなくて、反省点ばかりですが、楽しかったです。(中略)100時間の指導経験をつまなければいけない理由や意味がしみじみと理解できた初回です・・・コツコツ頑張りたいと思います。

結果的には、インターナショナルスクールの先生たちからは褒めて頂けたようで、デビュー初日の興奮が冷めないうちにメールで報告が来たので、子ども達と手を繋いで輪を作ろうのアプローチについて、アドバイスをさせてもらいました。リズムに合わせて声掛けすると、子ども達はリズムに合わせて動けるので、まとまりやすくなるものです。

また、教案通りに進められなかったということですが、初めて会う子ども達ですから、どういう反応があるのか、どんなことに興味があるのか、どのくらいの集中力があるのか、全くわからない体当たりですよね。初回は教案通りにいかなくても楽しめたのであれば、それで良いと思います。指導している先生が「大変だった。辛かった。もうやりたくない」で終わってしまえば、その感情は子ども達にも伝わりますからね・・・。でも、「反省点ばかりだけど、楽しかった」という気持ちがあったので、それが一番幼児日本語教師の指導で大事なことです。指導者が楽しくなければ、子ども達も楽しめない。先生が笑顔でいれば、子ども達も笑顔になる。そういうものなんですよ。初回のレッスンから上手くやろうなんて、経験豊富なベテランの先生だって、難しいことだと思います。初回のレッスンっていうのは、とにかく子ども達と一緒に楽しむこと。日本語のレッスンが楽しい、また先生と日本語で遊びたいって子ども達に思ってもらう・・・。このくらいで初回は十分ですよね。子ども達も先生も楽しめたレッスンを行った後、この先生のようにしっかりレッスンを振り返り、どこが上手く行かなかったのか、何が良かったのか、次はどこを改善してアプローチしたら良いのかと考える時間を持つことも、指導スキルの上達に結びついていきます。

日本人の悪い癖で、「出来なかったことばかりに注目する」のは、良くないですね。反省する際に、良いところも見つけてあげると次へのステップに繋がります。子ども達に指導する先生が出来ないことばかりに目を向けるのではなく、小さくても出来たところを自分で褒められるようになると、他人にも、そして子どもにも良いところを見つけてあげられるようになるので、この先生は自分の評価もきちんとできているという点では、素晴らしいと思いました。

【2回目のレッスン】

2回目のレッスンには、幼児日本語教師のレッスンを学校の校長、副校長をはじめ、幹部の先生方が教室まで見学にくるほど、興味津々だったそうです。そんなプレッシャーも感じつつも、1回目よりも2回目のレッスンの方が全体的にも上手く出来たようで、幼児日本語教師本人も満足できたレッスンになったそうです。子ども達と手を繋いで輪になるという時も、声掛けをすることで、子ども達も自分達で声を出して積極的に動いてくれるようになったそうです。直ぐに結果に結びついたのは、もちろん、先生のアプローチの仕方、楽しい雰囲気を作ったのが良かったからでしょうね。

子ども達と一緒に手を繋いで輪になろう~っていうのは、子ども達を誘導するのに持っておきたいテクニックの1つですね。先生が「みんなで手を繋いで~」と子ども達に声掛けして、子ども達が手をつなぐのを待つのも1つ。でも、なんだかつまらない。。。。特に2~3歳の子ども達だとじっとしていられないので、手を繋いだら、じっとしていられない子の行動が連鎖して、全体的にワチャワチャしてしまいがちになります。子ども達は、じっとしていられないのですから、それなら動けば良い。先生の声掛けに合わせて動きながら子ども達はお友達と手を繋いで、みんなで輪ができるように誘導していく。幼児日本語教師として日本語のアプローチを入れたいので、「小さなまるを作りましょう」と言って、手を繋いだまま、みんなで前進していけば、輪が縮まっていき、お向かいのお友達に近づいてきます。それだけで子ども達は嬉しくなっちゃって声を上げて喜びます。それから、「大きなまるを作りましょう」と言って、大股で1歩、2歩と後ろにリズムを取りながら下がっていくと子ども達も真似してくれます。ところどころで、数字を入れて「いち、に、さん」でジャンプをしてみたり、『手を繋いで輪を作る』という単純な行動ですが、ちょっと工夫するだけで、日本語で「おおきい、ちいさい」の大小を教えることもできますし、リズムに合わせて数字を教えることもできます。日本語がわからない子ども達でも、楽しい雰囲気があると、積極的に参加してくれて、数回繰り返せば、「大きいまる」「ちいさいまる」って声を出してくれます。「いち、に、さん」でジャンプするのも数回やれば、直ぐに覚えます。こんなアドバイスをちょっとしただけですが、2回目のレッスンでは、子ども達と一緒に手を繋いで輪を作ることもできて、楽しめたようでした。

2回目のレッスン後には、以下のような感想が送られてきましたよ。

今日のような感じにレッスンできるなら、やっぱり幼児日本語教師を続けていきたい。もっともっと上手になりたい。この職業に出会えてよかった!まだまだ躓くかもしれないけれど、もうこれが私の生きる道!と帰路の車中テンションが上がりました。今日のレッスンを落ち着いて振り返ると、いろいろな場面で子ども達からヒントや発見を貰えることを体験しました。

【100時間の指導経験】

幼児日本語教師の指導者認定試験の受験条件にある100時間の幼児日本語指導経験については、教育機関で実習しなくてはならないということではありません。どんなところで幼児日本語教師として活動したいのかは、個々で異なると思うので、この100時間の指導経験の場所もその後に繋がるように選んでいくと良いと思います。教育機関で幼児日本語教師として日本語を教えたいという方は、日本語補習校や日本語学校などに聞いてみると良いでしょう。また、子どもに日本語教育をと考えている親御さん達の力になれたらと考えている方は、地域の日本語コミュニティに声掛けしてみると良いですね。日本語のプレイグループや育児サークルなどで日本語レッスンの指導経験をさせてもらうこともできると思います。日本国内の方々は、今回ご紹介した方のようにインターナショナルスクールに連絡してみるのも良いと思いますし、地域の外国人支援センターに声掛けしてみても良いですね。または、自分で指導経験を積むために子ども達を集めるという方法もありますね。

あなたも幼児日本語教師養成コースで幼児日本語教育について学び、幼児日本語教師として子ども達に日本語を教えてみませんか?

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幼児日本語教師のレッスン

2021年もプロフェッショナル認定幼児日本語教師が誕生しました!

2021年もプロフェッショナル認定幼児日本語教師が誕生!

今年も気が付けばあと10日あまりで終わりですね・・・。みなさん、いかがお過ごしですか?

2021年前期と後期の2回、KJLTIAの幼児日本語教師の指導者認定試験が実施され、今年は昨年同様にコロナ禍で思い通りにレッスンができなかったという先生方も多かったと思いますが、それでも5名のプロフェッショナル認定幼児日本語教師が誕生しました。

Accredited teacher
プロ認定幼児日本語教師ロゴ

2021年12月時点でKJLTIAの認定を受けたプロフェッショナル認定幼児日本語教師は、アメリカ、カナダ、スイス、ドイツ、イタリア、オランダ、日本、香港、オーストラリアの9カ国になります。国によっては既に数名のプロフェッショナル認定幼児日本語教師が誕生しているのですが、良いバランスで北米、欧州、アジア、オセアニアにバランスよくいるというのが素晴らしい!!

2022年にも既に何名かの幼児日本語教師が指導者認定試験を受験する準備をしているかと思いますので、来年もまた新たな指導者の誕生が楽しみです。

KJLTIAのプロフェッショナル認定幼児日本語教師になるためには、基礎コース+上級コース+最低100時間の幼児日本語指導経験+指導者認定試験に合格というプロセスで進んでいきます。(下記参照)

資格取得の流れ
プロフェッショナル認定幼児日本語教師になるまでのプロセス

今年、指導者認定試験に合格された皆様は、もちろん現役で教育現場に立ち、幼児日本語教師として活躍されているということもあり、最低100時間の幼児日本語指導経験については、余裕でクリアされていた方々ばかりでした。

今回プロフェッショナル認定幼児日本語教師の資格を取得された方々は、海外の日本語補習授業校の講師をされている方が数名、海外と日本国内の幼稚園教諭をされている方が数名、そして海外の日本語継承語教室の立ち上げから指導者として活躍されてきた方と、みなさん、幼児日本語教育の第一線で活躍されています。

プロフェッショナル認定幼児日本語教師の資格を取得したら、「幼児日本語教師🄬」としての知識もスキルも実力も認められているため、自信持って活動してもらいたいですね。

知識+スキル+実力が伴っているのがプロフェッショナル認定幼児日本語教師になるので、そこは基礎コースを修了した初級レベル幼児日本語教師や、上級コースを修了した上級レベル幼児日本語教師とは大きく差が出るところです。

基礎コースだけの初級レベル幼児日本語教師は、幼児日本語教育の入門コースを終えたレベルになるため、まだ幼児日本語教育の本質までは踏み込みきれていないところがあります。

上級コースまで終えた上級レベル幼児日本語教師は、基礎コースに比べてより深く幼児日本語教育について学んでいるため、あとは自信持って指導ができるよう指導スキルに磨きをかけ、個々の子どもに適した指導計画の立案、教材選び、指導アプローチができるよう指導経験を積んでいきます。

KJLTIAが最低100時間の指導経験を重要視しているのは、どんな教職課程も同じであるように座学だけでなく、教育現場で実際に子ども達と触れて指導して、その経験から自分の指導についてより研究し、指導者としての応用力を身につけていってほしいと考えています。

幼児日本語教師の指導は、生徒全員が同じ人種で同じ言語のバックグランドを持っているという「みんな一緒」ではありません。最初から、みんな別々の多様な子ども達です。例えば、私が住んでいるオーストラリアであれば、多民族国家だけあって、お教室に日本語を学びに来る子ども達の人種がオーストラリア人だけ、日本人だけではありません。オーストラリア人と日本人のミックスもいれば、フランス人と日本人のミックスもいる。タイ人と日本人のミックスもいれば、韓国人と日本人のミックスもいる。ミックスだけでなく両親が日本人もいれば、オーストラリア人、中国人っていう人たちもいる。

さらにお教室に入会してくるタイミングもバラバラかも知れない、みんな一緒にスタート、みんな同じ教材を使って勉強するなんていうことが本当に難しいです。みんな一緒が出来るなら、日本で使われている教科書や市販されている教材を使えば良いのかも知れません。しかし、個々の子どもによって学習目標も異なれば、彼らの言語背景も異なるため、日本人が大好きなみんな一緒っていうのが通用しないのです。困りますよね・・・。だからこそ、KJLTIAではプロフェッショナル認定幼児日本語教師になるために、最低100時間の指導経験を積んでもらい、色んな子ども達と触れて、スキルアップしてもらえるようにしています。

プロフェッショナル認定幼児日本語教師は、自分で指導計画の立案も目の前の子どもに合わせて考えることが出来ますし、教材も個々に合わせたものを選んだり、作成して与えたりすることができます。

したがって、同じプロフェッショナル認定幼児日本語教師であっても、みんなそれぞれ個性を持ち、自分らしさ、自分の指導スタイルを確立していけるように成長していきます。

そう、高いスキルと指導力を持っているからこそ、プロフェッショナル認定されているということですね。

指導者

コロナ以前の指導者認定試験は、試験会場で筆記試験、実技試験、インタビューをしていましたが、2020年よりオンライン指導者認定試験に変更。筆記試験はオンライン、実技試験とインタビューはZOOMを使用しています。

オンラインによる実技試験は、空間の使用範囲が難しく、どうしてもカメラを意識しなくてはならないという点では受験者の動ける範囲が狭まってしまったり、やはり制限が出て来てしまいます。それでも、教材を工夫したり、設定を工夫して実技試験に挑んでくれた先生方がほとんどで、そういう細かい設定1つにしても今までの指導経験が活かされていることを感じられました。

今年最後の幼児日本語教師養成コースは、基礎コースも上級コースも今週が最後の週です。オンラインテストを各自のタイミングで受験し、合格できたら、コース修了となります。みんなに頑張ってもらいたいですね。

2022年最初の幼児日本語教師養成コースは、1月3日スタートとなります。

1月3日は振り替え休日だということをすっかり忘れていて、フライングで新年スタートとなりますが、世界各国から多くの受講生が集まることを楽しみにしています。

あなたも幼児日本語教師🄬になって、子ども達に楽しく日本語を教えてみませんか?

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2022年の幼児日本語教師養成コースの日程がでました!

【2022年の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)の日程がでました!】

もう10月も終わりですね・・・。週末はハロウィンということもあり、今週は子ども達はハロウィンのイベントで盛り上がっているのでしょうね。

今日は、天気が良い春っぽい陽気です。こちらパースは、10月末だというのに朝晩は10度前後まで気温が落ち、相変わらず寒暖差が大きく、服装に困っております。

できたてホヤホヤの2022年のコース詳細を知りたい方は、こちらまでお問合せ下さい。コースの開催については、本ウェブサイトのコース・イベント日程でもお知らせ致します。

あなたの日本語が特別なスキルになる!

幼児日本語教師になって、子どもに日本語を教えてみませんか?

【2021年11月のオンラインスクール】

2021年最後のオンラインスクールが11月15日よりスタートします。KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、年末年始は楽しんで過ごせるよう、年をまたがないようにスケジュールを組んでいますが、プロフェッショナルコースを11月コースで受講される方は、年内に基礎コースを終え、年明けに上級コースが始まります。

【KJLTIAオリジナルの五十音表が出来ました】

KJLTIAオリジナルひらがな表

これは『ひらがな表』です。今回の五十音表は、【段】ごとに色を変えてみました。

【あ段】は、ピンクの色であかさたなはまやらわ・・・ん。 

【い段】は、黄色でいきしちにひみ(い)り(い)。

【う段】は、緑色でうくすつぬふむゆる(う)。

【え段】は、紫色でえけせてねへめ(え)れ(え)。

【お段】は、水色でおこそとのほもよろを。

今回は、(カッコ)内の重複する音韻は入れず、いたってシンプルな五十音表ですが、50音しっかり入ったバージョンも作成しますよ。

ひらがなやカタカナの五十音表は、お部屋やトイレなど目に付くところに貼って、何気なく子どもが日本語の文字に触れられるようにすると良いでしょう。「これを読んでみようか~」とかでなく、最初は貼っておくだけでも良いと思います。貼ってあれば、「これ、な~に~?」って聞いてくるのが子どもです。子どもの方から興味を示してくれたら、「ラッキー!!」って思って、「これはね~」って教えてあげると良いですね。

もちろん、カタカナ表もあります。

FacebookやInstagramに出来立てホヤホヤの五十音表を掲載したら、なんと間違いがありました。KJLTIA会員の方からメッセージを頂き、『カタカナの●がひらがなになってます~』って。メッセージを見た時に、「どういうこと?」と掲載したカタカナ表の画像を見ても、これまた直ぐに発見することができない自分が・・・(笑)。そして、しっかり「あ行」から見ていくと、カタカナの中に1文字だけ平仮名が混ざっているではないですか!!!単なる変換ミスなのですが、いけませんね~。テクノロジーに頼り過ぎると変換ミスというのが起こりますよね。手書きだったら書き間違えはあっても、変換ミスのような凡ミスは起こりません。コンピューターももう少し全体の流れを見て察してくださいよ~って思いつつも、自分の凡ミスに笑うしかありませんでしたね。

Facebookの画像は編集ができたのですが、Instagramは一度投稿した画像を変更することができないみたいなので、そのままになっています。みなさんも是非、間違い探しにチャレンジしてみませんか?下記のKJLTIAのInstagramをチェックしてみてね!そしてフォローして頂けると嬉しいです。

KJLTIA(幼児日本語教師協会)Instagram

KJLTIAのオリジナル教材は、幼児日本語教師養成コースの受講生だけでなく、コース修了後、KJLTIAに指導者/準指導者登録している会員の方は、ご自身の幼児・児童日本語レッスンでKJLTIAオリジナル教材を使うことができますよ。

【レッスンアイディア・教材用の自分専用ネタ帳】

時々、教材やレッスンプランを立てるのが大変っていう方がいるのですが、閃いた時にメモしておく癖をつけておくと良いですよね。私は、買い物中とか、よくあるのが寝る直前のベットの中で突然、アイディアが湧いてきた!!っていう時があるのですが、「あとで、いいや~」と思っているとすぐに忘れます。特に寝て起きたら、記憶はない。そんな時は、便利なスマホがあるので、閃いた時にスマホのメモ機能に書き込んだり、ボイスレコーダーに入れたりします。寝る直前にスマホを使うのは良くないのですが、せっかく思いついたアイディアを失うのも勿体ないので、私はスマホを開いてしまう・・・。デスクで仕事をしている最中は、その辺のメモに走り書きをするので、周りがメモだらけ、そのままになってしまうこともあるため、大きめの付箋に書いてネタ帳にペタペタ貼るようにしています。付箋だったら、剥がして、また貼り直すということもできて便利なのです。ノートに書くと、これとあれを1ページにまとめておきたいな~っていう時、書き直すほどでもないけれど、ペラペラめくって探すのも効率が悪いので、ノートに付箋を貼って整理整頓するようにしています。

文房具がたくさん売っているお店や雑貨屋、画材屋さんに立ち寄った際、「これ、工作に使えるかな」「これ、○○のアクティビティで使えるな」って思ったものは、やっぱりスマホのメモに書置きしておくと良いですよ。

大したテクニックでも何でもありませんが、今はハロウィンの時期。色んなお店にハロウィングッツが置いてありますよね。今年使わなくても、こういうのがあるんだな~って見ておくと、来年、再来年のために何か良いヒントになるかも知れません。レッスンアイディアが湧いてこないっていう方は、少しずつ自分用のレッスンネタ帳を作ってみてはいかがでしょうか?

2021年の11月幼児日本語教師養成コース、オンライン基礎コース&プロフェッショナルコースの受講生募集中です。

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ひらがなカード

【継承語教育】文字探しゲームに挑戦

前回の記事で、継承日本語教育においては、特に日本語の文字環境を整えることが大事というお話をしました。今回は幼児日本語教師のお教室でも家庭でも簡単に取り入れられる【文字探しゲーム】をご紹介します。

教材として用意するものは、物の名前をひらがなやカタカナで書いた言葉カードです。

今回は、お教室の室内に隠れている『言葉カード』を探すという、宝探しのようなゲームです。

子どもの日本語レベルは、さまざまですよね。この文字探しゲームは、文字に興味を持ってもらうことが目的としているので、まだ平仮名や片仮名が読めない段階の子どもでも大丈夫です。

このゲームは、文字を読むことが目的ではないのです。

文字を探すことが目的です。

先ず、言葉カードを用意するのですが、室内にあるものから適当に子ども達が普段の生活やお教室内で見聞きしていて、知っているものが良いですね。

言葉カード

今回は、『つくえ』『いす』『スイッチ』『ほんだな』『とびら』にしました。『れいぞうこ』のカードも作ってしまったのですが、お部屋の外に出なくてはならないので、今回は使いません。

それぞれの言葉カードが2色用意したのですが、例えば兄弟姉妹、複数人のクラスの場合、言葉カードを1枚にしてしまうと、カードの取り合いが起こったりしてトラブルを招きます。全員の子どもがカードを見つけられたという達成感を得てもらうために、はじめは全員分のカードを色分けして用意しておくと良いでしょう。今後、早く見つけた人が勝ち~などの競い合うゲームに展開していくときには、もちろん複数枚同じカードを用意する必要はありません。今回は、文字に興味を持ってもらうという目的もあるため、全員分のカードを用意しています。

言葉カード『ほんだな』を貼ったところ

言葉カードは、事前に室内の家具などに貼っておけるのであれば貼っておくと良いですね。何気なく目に入るようにお教室ではタームの始め、ご家庭の場合はアクティビティを始める数週間前や数日前から貼っておくと良いかも知れません。長期間、貼っておくことができるのであれば、子ども達に日本語の文字が目に入るようになるので、おススメです。こうして言葉カードを家具に貼っておくと、気が付く子は、直ぐに「これ、なに?」って聞いてくるかも知れません。子どもの観察力というのは、大人が驚くくらい鋭く、よく色んなものを常日頃、見ているものです。もしこちらがアプローチする前に、子どもの方から言葉カードに興味を持って、先生や親に聞いてきてくれたら、それは嬉しい反応ですよね。聞かれたら「『ほんだな』って書いてあるよ。本棚の『なまえ』が書いてあるんだよ。」って年齢に応じて伝えてあげると良いでしょう。「みんなにも名前があるのと同じで、物にも名前があるんだよ」っていうのを知ってもらうところからスタートしていくと、2~3歳児くらいだと「これは?」「これは?」と指差しながらの質問攻撃が始まるかも知れませんが、それも意図的に文字に興味を持たせるよう大人が仕掛けているので、お子様にお付き合い頂ければと思います。

言葉カード『スイッチ』を貼ったところ

ゲームの準備の際には、上記の画像のように人数分の言葉カードを貼っておきますが、室内の文字環境を整えるために日常的に言葉カード・文字カートを貼っておくのというのであれば、1つのカードで十分ですね。

それでは、文字探しゲームのやりかたです!

このゲームは、何度も言うように【文字に興味を持ってもらう】ことが目的となるので、子ども達がこのゲームに取り組む時点では、平仮名が読めなくても、カタカナがあることすら知らなくても、全く関係ありません。

文字は、子どもからしたら図形みたいなものです。〇、△、□、★、♡と同じように『あ』という文字を見ているかも知れません。先ずは、文字の形をよく見て、観察し、同じ文字を見つけてもらいます。

今回は、小学1~2年生で現地語の英語のアルファベットの読み書きが始まっている子ども達が対象としています。したがって、物に名前があるということは当然知っていて、日本語の読み書きの学習を始めるにあたって、少しずつウォーミングアップをしながら日本語の文字に興味を持ってもらう、日本語の文字でどう物の名前が表現されるのかっていうのを知ってもらうアプローチになります。

① 今回のゲームでは、出題する時に先生または親御さんは、「ほんだな」とか「いす」とか言葉を発しなくて良いです。「これと同じカードをお部屋の中から探して来てね」と子ども達に指示していきましょう。何故、「ほんだな」と言わないのかというと、ここでのアクティビティは既に「ほんだな」「いす」「つくえ」などお題で出される物の名前は既習事項とします。日常生活の中でよく聞いて、見ている物になるので、「ほんだな」と先生が言ってしまうと、文字カードを見ずに、本棚へ一直線に走り、「あった!」と得意げに訴えてくると思います。今回は、「文字」に焦点を当てているので、発声するのは正解が出てからにするとして、出題する時点では物の名前は言わないようにしています。もちろん、臨機応変に応用しながらアクティビティをアレンジすると良いと思うので、みなさんも色んなやり方を試してみると良いと思います。

出題カード『いす』
出題カード『とびら』

出題カードを子どもに提示しながら「これと同じカードをお部屋から見つけて来てね」と伝えます。1枚のカードを提示して、クラスや兄弟姉妹が一斉に同じ場所へ向かっていくことを想定すると、これもまたぶつかったりとかしそうだなって思う場合は、上記のように色別でカードが用意されているので、「ケイちゃんは、これと同じカードを探して来てください」とオレンジのカードを提示する。そして、「ジェイくんは、これと同じカードを探して来てください」と緑のカードを提示します。各子どもに別々のお題を出すというのは、これも年齢によって指導者が配慮すれば良いと思いますが、子どもというのは賢いので、周囲の人の行動をよく見ています。本当は、何をするのか理解していなくても、周りのお友達が動いている様子を観察し、何をすれば良いのか読み取って行動するということが出来てしまいます。そうやって真似をしながら色んなことを学んでいくので、とても必要なスキルですから見守ってあげると良いと思います。しかし、指導者や親御さんがその子どもの行動によって、「この子は出来ている」と勘違いする時もあります。そういうことも想定し、それぞれの子どもに違うお題を出して、自分で問題を解決してもらう能力を付けていけるよう配慮していくというアプローチ法もあるので使い分けていくと良いですね。

また先生や親のところに出題カードを置いたまま、子どもたちが出題カードをしっかり観察して室内を探索しに行くというやり方もありですし、年齢が小さい子や、まだ文字に触れたばかりで文字の識別が難しい、覚えられないだろうなっていう子どもの場合には、出題カードを手渡し、自分でカードを持ってそのカードと同じ文字が書かれたカードを部屋の中から探すという方法にすると良いでしょう。ここは、子どものレベルに応じて対応していくと良いですね。

言葉カード『椅子』を貼ったところ

② 子ども達がカードを見つけたら、カードを剥がして持ってこれるようにしても良いでしょうし、見つけた場所を先生に教えに来てもらうという方法でも良いと思います。

今回は、引っかけ用の言葉カードは入れていませんが、子ども達の文字への興味が出てきて、文字の識別トレーニングを強化する際には、引っかけカードを入れておくのも良いですよ。例えば、『つえく』『ほんたな』『こす』『スノッチ』『とひら』など、1文字だけちょっと違う言葉カードを引っ掻けカードとして入れておくと、ゲームも盛り上がります。

③ 全員が1つめの出題カードと同じカードをそれぞれ持ち帰って来たら、そのカードが何のカードか答え合わせをしていきます。先生が「ケイちゃんのカードは、どこにありましたか」と質問すると、カードが貼ってあった椅子の方を指差して「いす」と答えました。そして、先生が「ケイちゃん、すごいね。そう、これには『いす』と椅子の名前が書いてあります。」と伝えながら、『いす』のカードをしっかり子ども達全員に見せていきます。ここで、平仮名、片仮名の文字を見せながら、1文字1音であることを子ども達にわかるよう、『いす』のカードを見せて、指で1文字ずつ示しながら「い・す」と言いましょう。1文字1音って気付かせること、これもとても大事です。

言葉カード『とびら』を貼ったところ

そして、次に「ジェイ君のカードは、どこにありましたか」と質問し、ジェイ君が言葉を発することなく指差しだけで、あっちとカードがあった方を示しました。そこで先生は、「どこかな。先生を連れて行って」と言って、その場所を教えてもらいます。そして、「ジェイ君、これ何て言うか知ってる?」と扉を開けて聞いてみると、ちょっとわからない様子。先生「ちょっと難しかったね。ケイちゃんはわかるかな?」と聞いてみると「ドア」とケイちゃんが答えました。そこで先生が「そうだね、ドアとも言うね」。そしてジェイ君に「文字の数を数えてみてくれる?」と頼むと、ジェイ君が「いち、に、さん、3こ」と答えてくれました。先生が「そうだね、3つの文字がここにあるけど、『ドア』だと2つの音だから、ここに書いてある言葉は『ドア』ではないんだよ。難しいから先生が教えてあげるね。これは、『とびら』って言うの」と言って、指で文字を1つずつ指しながら伝えます。

④ 次のお題です。。。ということで、また2人の子ども達に出題して、同じように同じ文字を探して戻ってきてもらい、言葉カードの確認。そうやってゲームが進んでいくと、ケイちゃんのお題カードに『とびら』が出てきました。さっき、『ドア』って答えていたケイちゃんは、『とびら』を覚えているのかなって思いながら見守っていると、新しく学んだ単語というのは印象が強いのか、一目散に『とびら』のカードをとりに行きました。場所は覚えていたのかなって思いつつも、「ケイちゃん、これと同じ文字カードはどこにありましたか」と質問すると、あっちとキャビネットの方を指差して、自信満々に「とびら!!」って答えてくれました。ジェイ君も僕だってわかってるよっていう様子で「とびら」って発声してくれたので、2人にとって「とびら」という単語がこの日の新しい単語の習得になったようです。

⑤ 同じ日に行わなくても良いのですが、文字探しゲームでお題カードと同じカードを室内から探して持ってくるということができるようになってきたら、次は物に名札を付けようゲームに展開していきます。先生も生徒たちも自分の名前の名札を付けて、今度は物に名札を付けてあげようというアクティビティです。先程使ったお題カードを提示して、子ども達が持っている言葉カードの名札を物に付けてあげる(元に戻す)という作業になります。ここは、2人で協力し合いながらやっても良いと思うので、『ほんだな』『スイッチ』『とびら』『いす』『つくえ』の5枚のカードを自分達で考えて貼りに行きます。二入とも『とびら』は印象的だったのか、すぐに貼りに行く事ができました。『スイッチ』もすぐに貼れました。どうしてかなって思ったのですが、このカードだけがカタカナ表記になっているので、他とは違うということを子ども達が認識していたのでしょう。そこで、子ども達に「このカードは覚えやすかったの?」って聞いてみたら、小さい『ッ』を指差して、どうやら視覚でしっかりカードを観察し、他のカードには無い促音に注目したということでした。素晴らしい!

わからないカードは、先生に聞きに来て良いよって伝えておいたので、直ぐに子ども達が「先生、これ」と『ほんだな』のカードを出して来たので、先生は手拍子で4拍叩いて「ほんだな」を音で表現しました。日ごろから「絵本は、本棚にお片付けしましょう」と聞いている子ども達は、さすがです。4拍の手拍子でピンと閃いたようで、「ほんだな!」と叫んで、貼りに行きました。

今回の文字探しゲームでは、文字を観察して同じ形、同じ並びの単語を探すというものでした。また、ひらがなとカタカナの清音は1文字1音になっているというということにも気が付いてもらえるようなアプローチも入っていました。色んな言葉カードを使ってゲームを進めていくうちに、「このカードのこの文字と、あのカードのあの文字が同じ」と気がついたり、「いす」の『い』と「いちご」の『い』が同じだと気がついて行きます。そうすると色んな場所で文字探しが始まり、文字を読むというトレーニングが着々と積まれていくようになります。やがて、「い」と発声する音は、『い』という文字で表記できるということが理解できると、自分の発する言葉を文字で表記したいという気持ちが湧き、文字を書くというモチベーションに繋げていけるようになります。

KJLTIA(幼児日本語教師協会)の幼児日本語教師養成コースでは、理論的なことも実際のレッスンで役立つことも学んでもらう内容になっています。「子どもの日本語教育を小さい頃からやっておけば良かった~」と後悔している親御さんの声も時々聞きます。ご夫婦それぞれの母語が異なる場合、お子様は2つの母語を持つことになります。

10月18日(月)からのKJLTIAの幼児日本語教師養成コース(オンライン基礎コース)が始まります。コース内で子どもの言語発達やバイリンガルのことなど学んでみませんか?

興味のある方は、是非、お問合せ下さい。

Facebook幼児日本語教師協会

Youtube KJLTIA:幼児日本語教師協会

幼児日本語教師養成コース修了後も仲間と一緒にスキルアップできる!

【幼児日本語教師養成コース修了後も仲間と一緒にスキルアップできる!】

こんにちは。こちらパースは、昨日は時々、横殴りの豪雨、今日もどんよりした空でいつ雨が降り出してもおかしくない、典型的な冬の天気となっています。

土曜日から無事にロックダウンも解除され、外出時のマスク着用、人数制限はもう少し続きますが、一先ず安心です。

さて、来週の7月11日(日)には、KJLTIA(幼児日本語教師協会)の会員限定イベントということで【幼児日本語教育アイディア発表会】を開催します。

5月にも開催したので、今回が2回目になります。企画した時には、指導者認定試験の受験に必要な『100時間の指導経験』の指導経験を稼ぐために参加される方が多いかなと予測していたのですが、指導者認定試験に合格し、プロフェッショナル認定幼児日本語教師の方々も何人も参加してくれました。

経験豊富な幼児日本語教師がイベントに参加してもらえることは、本当に有難いことで、経験の浅い先生たちは先輩たちの指導を観ながら学んでいくことができます。

また、プロ認定された幼児日本語教師も初心に戻ることは必要で、慣れているからこそ、指導計画も教材も時間をかけずに準備することが出来てしまう能力を得ていると思います。しかし、新しい先生のアクティビティを観ると、こんなアイディアもあるのか、こんな教材の使い方もあるのかって新しい発見があるものです。

KJLTIAでは、コース修了しても世界各国にいるKJLTIA会員の人たちと繋がれるネットワークを作り、コミュニティ内でさまざまな情報交換ができるようにしています。

一昔前までは、対面で直接会うことで繋がりができていくコミュニティが多かったと思いますが、今はインターネットを使いながら地球の反対側にいる人とコミュニケーションが取れたり、同じイベントに参加することができる世の中になっています。

来週開催される『幼児日本語教育アイディア発表会』では、幼児日本語教育の基本となるアプローチ法を使ったアクティビティを披露し合います。

ヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアと世界各国から参加してくれるので、今回も楽しみです。

7月12日スタートの幼児日本語教師養成コースも受講申込を受付中です。

お問合せは、こちらをクリックしてくださいね。お問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

http://youji-nihongo.com.au/course/
てらこや@ロッテルダム

オランダで活躍するプロフェッショナル認定幼児日本語教師のご紹介!

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースを修了した人たちが、どんな活躍をされているのか、気になっている方も多いと思います。

今回は、オランダで活躍しているプロフェッショナル認定幼児日本語教師をご紹介いたします。

『プロフェッショナル認定幼児日本語教師』は、KJLTIAの幼児日本語教師養成コースの基礎コースと上級コースを修了し、さらに最低100時間の幼児日本語指導経験を終え、KJLTIA主催の幼児日本語教師指導者認定試験に合格した方になります。

この『プロフェッショナル認定幼児日本語教師』の資格レベルは、KJLTIAの幼児日本語教師の中で【最高レベルの指導者】となります。

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースを修了した人たちがいる国々は、2021年5月現在でアジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米、南米、28カ国になりました。

今回、オランダでお教室『てらこやロッテルダム』を運営している中島祐子先生をご紹介したいと思います。

てらこや@RotterdamのInstagramより

『てらこや@ロッテルダム』のお教室は、子ども一人ひとりに合わせたレッスンを心掛けた場所になっています。お教室、授業というと、ついつい『一斉授業』、『みんな一緒』というのを想像しがちですが、こちらのお教室では、『子ども一人ひとりに合わせたレッスン』を提供されています。


幼児日本語教師が指導する子ども達というのは、日本にルーツがあるという点では同じかも知れませんが、日本語の位置付けが異なるかも知れませんし、家庭環境も異なるかも知れません。家庭環境が違えば言語環境だって異なることでしょう。また、年齢や日本語の学習をスタートした時期も違えばレベルも異なります。もちろん、グループレッスンのメリットも子どもの教育ではたくさんあるので「みんな一緒」という教育スタイルが上手くいくときもありますが、異なるバックグランドを持つ子ども達が多い幼児日本語教育では、個々に合わせたカリキュラム、アプローチが必要になる場合もあります。


幼児日本語教師のお教室にも色々ありますが『てらこや@ロッテルダム』では、子ども一人ひとりに注目してレッスン提供をしていくという点では、他のお教室と違ったコンセプトになっているのではないかと思います。

中島祐子先生 てらこや@RotterdamのInstagramより

【中島祐子先生にインタビューしてみました】

Q. 中島祐子先生の考える幼児日本語レッスンとは??

中島先生:「みんなちがって、みんな良し!日本語習得は、家族プロジェクト♪」

KJLTIA:本当にその通りですね。日本人の両親を持つ家庭の子もいれば、両親が国際結婚で家庭内に2言語、3言語ある子もいます。中島祐子先生が仰る通り、“みんなちがって、みんな良し!”ですね。“日本語習得は家族プロジェクト”、うわぁ~素晴らしい名言が出ましたー!!大人が新しい言語を学ぶ時は、学習者本人が時間とお金を投資して目標に向かっていけるかと思いますが、乳児、幼児、児童期の子ども達の場合は、どうしても大人の導きが必要になります。特に継承語教育の場合は、親御さんと子どもが二人三脚、三人四脚で進め
ていくものです。そういう意味で日本語継承語教育でいえば子どもに日本語を習得させていこうとするならば、中島祐子先生が仰る通り、家族みんなのプロジェクトとして取り組んでいくことが大切と言えるのではないでしょうか。子どもだけに日本語の勉強を頑張ってもらうのではなく、「家族みんなでプロジェクトを成功させようよ」っていう中島祐子先生の声掛けは、親御さんにとってとても心強く、一緒に寄り添ってくれる先生だと安心できるでしょうね。

Q.  お教室『てらこや@ロッテルダム』のアピールポイントは?

中島先生:それぞれ個別に合ったカリキュラムで日本語を楽しく学びます。さまざまな試みから、個人の自主性をひきだしていけるよう目指します。

KJLTIA: 日本語を学ぶ子ども達というのは、みんな一緒ではありません。多様化している子ども達に1つのカリキュラムで同じアプローチをするということは難しいですね。お教室に来るそれぞれの生徒に合ったカリキュラムで日本語を無理なく楽しみながら学ぶ工夫をされているというのが『てらこや@ロッテルダム』の魅力なのでしょう。
子どもの学びというのは、受け身だけの学習よりも能動的に自分から学びたいという自主性を引き出していけるようなアプローチというのが必要になるので、中島祐子先生はそういうところもしっかりおさえて取り組んでいることが素晴らしいですね。

Q. その他、お子様の日本語教育に奮闘する親御さんに伝えたいことはありますか?

中島先生:「おうちで、取り組むのは誰だって難しい。一緒に、たのしく日本語の勉強をやってみませんか?」

KJLTIA: お子様にとって最初の先生というのは、ご両親である親御さんになると思います。ご自身の子どもに勉強を教えることは難しいものです。また、たとえ日本人の親御さんで日本語ネイティブであったとしても、親御さんが日本で学んできた教育と、オランダで生まれ育つ子ども達が日本語を学ぶ環境は異なります。家族みんなで取り組むのが継承日本語教育と言いつつも、それを家族だけ、おうちだけで取り組むのは大変なことです。
中島祐子先生の言葉を借りて言うならば、幼児日本語教師は日本語学習の家族プロジェクトを成功に導くコンサルタントでもあり、リーダーになっていくことで、幼児日本語教師とご家族みんなで同じ目標に向かって一緒に一歩一歩進んでいけるということではないでしょうか。それを『家族プロジェクト』という言葉で表現されているのかなと感じました。
幼少期から始めた語学学習は、継続させることが一番大切です。学習者である子どもがゆっくりゆっくり焦らずに日本語学習を続けていけるよう、親御さんも幼児日本語教師も協力し合いながら続けていけると良いですね。

Q. 昨年から続くコロナ禍でお教室に何か変化はありましたか?

中島先生:コロナ以前は、グループレッスンのみだったのがコロナをきっかけに、個人レッスンや、zoomレッスンなどシフトチェンジでき、スタイルの幅が広がり、逆に私にとって非常によい環境になりました。自分の研究も、じっくり腰を据えて一人一人の生徒さんに向き合うことで、「なにがこの子には必要なのか」などいろいろわかり、まさに親御さん、子ども、自分の、三位一体のプロジェクトのような感じです。
コロナにて、自分のやりたいことが明確になり、グループでトリミック的なことよりも、もっと個人のコアな部分を掴み、家庭みんなでその子どもさんの継承語を楽しみながら定着アップさせることに集中したいとはっきり判りました。幼児日本語教師と親御さん、子どもが同じ方向を向けるので、宿題のやり方や取り組み方、おうちでの生活ヒントなどほんとうに楽しくよく実践してくださり、過大評価でもなく成果がめきめきとあがっています。中には、補習校へ行っている生徒さんのボトムアップの子もおり、日本語で苦しんでしまう子供や家族は絶対に健全ではない、その信念がやっと今になって、形になってきましたので、過酷な状況からこぼれてしまう子供たちの受け皿にもなれればと切に思います。どうか自信喪失するまえに、出会えればと思います。

KJLTIA:コロナ禍により対面授業やレッスンが出来ないということから、日本語補習授業校やインターナショナルスクール、個人のお教室がオンライン授業やレッスンに切り替えるという対応をされていました。オンラインレッスンになれていないのは、指導者だけでなく、子ども達も保護者もみんな戸惑いがあったのではないでしょうか。そんなコロナ禍でも、中島先生はご自身のお教室のスタイル、ご自身の指導方針というのを振り返る時間をきちんと設け、上手くシフトチェンジしていくことに成功した方だと言えます。生徒数が減ってしまったり、休講になってしまった学校やお教室もあったかと思いますが、そういう時に何を考え、どう行動に移せるのかという点では、さすが『プロフェッショナル認定幼児日本語教師』です。

Q. 幼児日本語教師としての活動を振り返ってどうですか?

中島先生:長い間実践と研究、試行錯誤をしながらやっと、小学2年生までの語彙力表現、ボキャブラリー、漢字など含め、4技能のバランスがとれたハーフの子供さんの成長過程の数人分の事例を実際に育てることができ、「さてはて、ほかの低年齢の子どもには、どうやってアプローチすればいいのか??当てはめられるところはどれか?」などなど、さらに暗中模索もしております。
ここでは、三言語の生活がスタンダードの子どもたちです。早い段階で、子ども達の日本語の根を、楽しく大きく根付かせていくお手伝いができればと思います。もちろん、自身の情熱さめることなく、取り組めてきているのも、KJLTIAの全コースを受けた影響です。コース終了してからもわからないことが出てきた際には、各分野にて調べては実践し、忘れては思い出し、今に至るという感じです。プラス、同じ志をもった若い同僚さんたちと、現場で叱咤激励をしながら、これも最終ディプローマを取得した醍醐味でもありますので、そこもしっかり人の勉強をさせてもらいながら励んでおります。

KJLTIA: 中島祐子先生は、KJLTIAの幼児日本語教師養成コースを受講される以前から、既に指導者として多くの子ども達に日本語を指導されてきた方です。
どんな指導者も最初は初心者です。最初から上手く指導できる人は誰もいませんね。KJLTIAではプロフェッショナル認定を受ける指導者認定試験の受験条件として100時間の指導経験が必要となります。これをハードルが高いと思う人も多いかも知れませんが、どこの国でもおそらく大学の教育学部や専門学校の指導者養成コースと比べたら100時間の指導経験というのは少ない方です。それでも経験無い指導者よりは、100時間でも指導経験を積んでいる指導者の方が幼児日本語教師を採用する教育機関や保護者にとっては、安心して頂けることと思います。学術的な専門知識だけでは賄えない技術的な面というのは、どうしても経験を積むことが一番の近道となります。
専門的知識なしに経験値だけで何とかなることとそうでないことがあり、幼児日本語教育においては経験値だけでは指導者として指導するには難しい面もあるということが言えるのではないでしょうか。
指導経験を積みながら少しずつ指導者もレベルアップしていけるものなので、皆さんも子どもの日本語学習と同じで、焦らず一歩一歩、あなたのペースで指導に励んでいただけたらと思います。

『てらこや@ロッテルダム』のInstagramをみんなでフォローしよう!

中島先生:インスタで、子供のすごい!!をご披露したいのと、だれかの参考にもなればともおもったり、しかしながらどこかで自分を怠けさせないためにやっている感が強くあります。
おかげさまで、生徒さんが増えまして、ほぼ毎日活動させていただけております。

KJLTIA:『てらこや@ロッテルダム』のInstagramから子ども達の生き生きした表情がたくさん見られます。五感を意識されているのかなというアクティビティも多く、子ども達が楽しみながら日本語を学んでいることが伝わってきます。こうしたお教室の活動を見て、「こういうお教室で子どもに日本語を学ばせたい」と思う親子がお教室にお申し込みされると思うので、幼児日本語教師の方から「うちのお教室はこのようなコンセプトでこんなレッスンを提供しています」と先に発信することも大切ですね。こうすることで幼児日本語教師のレッスンを受けてみたいと思っている方にとっては、入会する前にお教室の様子を知ることもできるので良いですよね。

『てらこや@ロッテルダム』の情報

お教室名: 『てらこや @ Rotterdam』
代表/講師: 中島祐子 先生
KJLTIA幼児日本語教師資格レベル: プロフェッショナル認定幼児日本語教師
日本語の位置付け: 母国語教育 / 継承語教育/
指導年齢: 4歳〜12歳くらい
レッスン形態: 個人レッスン、 オンライン
*国外からのオンラインレッスンは、時差の調整がつけば可能だと考えています
*コロナ禍の現在、グループレッスンは休止中               ウェブサイト:https://terakoyarotterdam.net/             Instagram:https://www.instagram.com/terakoyarotterdam/

オランダ在住で幼児日本語教師を探している方、お子様の日本語教室を探している方、プロフェッショナル認定幼児日本語教師のいるお教室『てらこや@ロッテルダム』をチェックしてみては、いかがでしょうか?時間さえ合えば、オランダ国外からもオンラインレッスンが受講可能とのことなので、中島祐子先生のレッスンが気になるという方は、是非、『てらこや@ロッテルダム』のInstagramをのぞいてみてください!

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースには、海外の日本語補習授業校の先生、インターナショナルスクールの先生、日本語学校の先生、大学の講師、そして個人でお教室を運営されている先生などがいらっしゃいます。また、日本国内でもインターナショナルスクールの先生、日本語学校の先生、在日外国人児童の日本語クラスの先生、特別支援学級の先生など、既に指導経験が豊富な指導者も多く受講されています。

また、KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、子育てに役立つ内容もたくさん含まれているので、指導者を目指す人だけでなく、バイリンガルやマルチリンガルのお子様を育てる親御さんにもたくさん受講して頂いております。

あなたも幼児日本語教師養成コースを受講して、新しいことを学んでみませんか?

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースのお問合せは、こちらから。

KJLTIA: Kids Japanese Language Teachers International Association (幼児日本語教師協会)のInstagramもフォローしてもらえたら嬉しいです。

次の幼児日本語教師養成コースは、6月21日(月)スタートになります。

KJLTIAオリジナル幼児日本語学習用の「あいうえおの歌」の動画ができました!!

こんにちは。

5日間の厳しいロックダウンの最終日を迎えたパースは、ロックダウン中に山火事も発生し、大変な騒ぎとなりました。

コロナウイルスの市中感染が奇跡的に無かったということで、本日の夕方6時にロックダウンが解除されます。

全てのビジネスが明日から再開できますが、外出時にはマスク着用、人数制限、ソーシャルディスタンスを守ることは、引き続き行われます。

パースの山火事は、1万ヘクタール以上の森林が燃え、85件以上の家が焼失してしまいました。一昨日の夜から風が強く、火の勢いが増すばかりで、消火活動も困難な状況ですが、明日から雨の予報が出ているため、少しずつでも鎮火していくことを祈るばかりです。

世界各国のKJLTIAメンバーから「大丈夫ですか?」とメッセージを頂き、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

ロックダウン中ということもあり、気持ちも落ち気味だったところに、こうして皆さんから暖かいメッセージが届くと、パワーをもらいますね。

北半球もまだまだコロナの規制で厳しい状況が続いているところもあると思いますから、みんなでこうして声掛けできる環境があるということは、本当に有難く、幸せだと思いました。

さて、ロックダウン中に色々とスケジュールが変わったため、幼児日本語教育の教材作成をしていました。

以前作ったKJLTIAオリジナル幼児日本語教育用の「あいうえおの歌」の動画を作りました。

幼児日本語教師、日本語教師、そして家庭で日本語教育をしている親御さんなど、多くの方に教材として使ってもらえたら嬉しいです。

また、たくさんの子ども達に元気いっぱい歌ってもらいたいし、歌声も届けてもらいたいです。振り付けを考えて、子ども達と一緒に歌っている動画のシェアが出来る方は、是非、お願いします。

以下のYoutubeにアップしてあるので、是非、聞いてみてくださいね。

さて、来週2月8日から2月の幼児日本語教師養成コースのオンラインスクールが始まります。

1月コースの受講生の皆様は、基礎コース、アドバンスコース、プロフェッショナルコース、どのコースの人たちも本当にモチベーションが高く、ディスカッションが盛り上がっています。

色んなお話が出てくるので、私も楽しみながらディスカッションに参加しています。

子どもに日本語を教えてみたいなという方、日本語教育や幼児教育に携わる人でスキルアップをしたいなっていう方、日本文化を子ども達に伝えたいなっていう方、幼児日本語教師になって活動してみませんか?

幼児日本語教師養成コースのお問合せは、こちらからどうぞ!!

KJLTIAの曜日のワークシートができました!

何でもかんでも平仮名から指導すれば良いという訳ではなく、乳児から人間には図形を認識する能力があるため、漢字を早い段階からアプローチしても問題はありません。

書かせるとなれば、当然ながら手や指の運動機能が発達していなければなりませんし、平仮名に比べれば漢字の方が複雑で難易度が高くなることは、見た目からしてもわかりますね。

書き方は、後からでも問題ありません。先ずは、文字を見て、読めるようになることが先になります。

KJLTIA: Kids Japanese Language Teachers International Association (幼児日本語教師協会)では、同じ学習テーマを扱っていても、学習者のレベルは個々で異なるということを前提とし、教材は学習者のレベルに応じて選べるように作りました。

私たちKids Japanese Language Teacher(幼児日本語教師)の指導対象者である子ども達は、言語的、文化的、認知的に背景が異なる子ども達です。クラス全員の母語が同じということもないですし、子ども達の文化的背景もそれぞれ異なります。そして、認知的な発達も個々で異なると考えると、全員が同じ教材を使うということは、時には難しく、個々の発達やレベルに適したアプローチを・・・と考えると、学習者に合わせた多様な教材があると良いだろうと考えています。

曜日を学習し始めたばかりの子や乳児クラスの場合には、先ずイラスト付きの曜日カードなどを使ってアプローチし、上記に添付したワークシートを使って、先生が「火曜日は、どれ?」と質問したことに指差しで答えてもらうというやり方もできますね。

筆記具が持てるようになった年齢の子どもであれば、下記の画像のワークシートのようにクレヨンや鉛筆で先生の質問の答えに〇で囲んでみるというアクティビティーもできるようになるでしょう。

曜日の学習は、漢字からスタートしても良いですよね。なぜなら、日本のカレンダーを見ても、曜日が平仮名表記されているものなんて見たことないですし、漢字の1文字表記か、アルファベットの頭文字のどちらかになるため、曜日の学習については、最初から漢字でアプローチしていくと良いですね。

もちろんこのワークシートに取り掛かる前段階には、幼児日本語教師がイラストカードや文字カードを使って、子ども達と楽しみながらレッスンを行っていくことで、次のワークシートという課題に取り組むステップへ進むことができるようになります。

ワークシートには、色んなレベルを用意しています。例えば、下の画像。

平仮名で書かれた曜日カードでの識別ができるようになった子や、平仮名が読めるという子は、このワークシートに取り組むことができるようになるでしょう。

次に、下の画像を見てみましょう。イラストがあるか、無いかで、見た目の印象が大きく変わります。子どもによっては文字だけになった途端、うわ~って拒否反応を示す子もいます。やっぱり難しく見えてしまうのでしょうね。そういう心理的な拒否反応が出ないように、焦らず、ゆっくり段階を踏んで学習もワークシートも進めてあげると良いですね。

そして、平仮名も自信もって書けるよっていう子どもには、下の画像のように実際に平仮名を書いてもらうワークシートを使うと良いですね。KJLTIAのコースを受講している先生たちは、理解しているはずですが、平仮名であっても子どもがこのワークシートにチャレンジしてみたいというのであれば良いですが、無理に未就学児に書かせる必要はないですよ。読めるようになるだけでも十分な成果です。無理に書かせることで、難しい~、つまらな~、嫌だ~ってことに成り兼ねません。そうなってしまうと今までの積み重ねが水の泡になってしまいます。焦らず、ゆっくりゆっくりですね。

今回紹介したワークシートのように、同じ曜日というテーマの学習ですが、さまざまなレベルのワークシートを用意しています。それは、はじめに伝えた通り、子ども達の年齢もレベルも様々なので、先生が適切なワークシートを子ども達に選んで上げることも1つの方法。そしてある程度の年齢になれば、子ども自身が自分でどのレベルにチャレンジするかって選べるようになります。これも子どもの成長で、自分で選択して取り組む以上は、途中で諦めず最後までやり遂げるという子どもなりの目標を掲げて取り組めるようになるので、そういうやる気というのを汲んであげることも大切ですね。

また、子どもは気分屋です。今日は、あまり頑張れない、勉強したくないっていう日もあると思います。そういう時、子ども自身が敢えて簡単なワークシートを選ぶこともあるかも知れません。それはそれで良いと思います。自分のレベルよりも簡単過ぎれば、直ぐに終わってしまう。終わってしまったら、もう1つやってみようかな~って思うかも知れませんし、もう1つ上のレベルに挑戦してみようって自分で思うかも知れません。

何でもかんでも大人が教材を与えるのではなく、子ども自身が自らやってみよう~って思えるようなアプローチも子どもを伸ばすには大切なことです。

最後に、幼児日本語教師養成コースの2月のオンラインスクールのご案内です。

2月8日スタートのオンラインスクールは、基礎コースまたはプロフェッショナルコースでの受講が可能です。

プロフェッショナルコースでお申し込みの場合、基礎コース修了後、直ぐに3月のアドバンスコースが始まります。

コースの詳細&お問合せは、こちらまで!!