3月の幼児日本語教師養成コース

幼児日本語教師養成コース

3月幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

 

**幼児日本語教師養成コースについて**

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、乳児から児童期までの子どもたちに日本語を教えるための知識とスキルを提供するプログラムです。日本語を複言語環境で学ぶ子供たちに焦点を当て、現場での指導に役立つ情報やアプローチを学びます。

 

**受講対象**
– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年3月18日(月)
– 6週間のコース

introductory teacher

基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

**プロフェッショナルコース (Professional Course)**
– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

introductory teacher Advanced Teacher

プロフェッショナルコースでは、幼児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を包括的に学びます。基礎コースを修了し、子どもたちにより高度な指導を提供するためのスキルを磨きましょう。パッケージコースならではのお得な受講料も魅力です。

 

**お問い合わせと申込み**

2024年度の幼児日本語教師養成コースの詳細や受講料について知りたい方は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】

 

**なぜ幼児日本語教師になるべきか?**

幼児日本語教師

子どもたちに最適なアプローチと、複言語環境での日本語教育に特化した専門性を身につけましょう。保育士や幼稚園教諭が知らないバイリンガルやマルチリンガルなど、独自のアプローチが求められる幼児日本語教師。

KJLTIAでは、国内外で幅広く活躍できるハイブリッドな指導者を目指します。新たなキャリアのスタート、あなたも考えてみませんか?

 

【お問合せフォーム】

3月幼児日本語教師養成コースへのご参加をお待ちしています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

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幼児日本語教師のレッスンを受けている子ども達

2月の幼児日本語教師養成コース

2024年2月KJLTIA主催の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

 

**幼児日本語教師養成コースについて**

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、乳児から児童期までの子どもたちに日本語を教えるための知識とスキルを提供するプログラムです。日本語を複言語環境で学ぶ子供たちに焦点を当て、現場での指導に役立つ情報やアプローチを学びます。

 

**受講対象**
– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年2月19日(月)
– 6週間のコース

introductory teacher

基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

**プロフェッショナルコース (Professional Course)**
– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

introductory teacher Advanced Teacher

プロフェッショナルコースでは、幼児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を包括的に学びます。基礎コースを修了し、子どもたちにより高度な指導を提供するためのスキルを磨きましょう。パッケージコースならではのお得な受講料も魅力です。

 

**お問い合わせと申込み**

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**なぜ幼児日本語教師になるべきか?**

幼児日本語教師

子どもたちに最適なアプローチと、複言語環境での日本語教育に特化した専門性を身につけましょう。保育士や幼稚園教諭が知らないバイリンガルやマルチリンガルなど、独自のアプローチが求められる幼児日本語教師。

KJLTIAでは、国内外で幅広く活躍できるハイブリッドな指導者を目指します。新たなキャリアのスタート、あなたも考えてみませんか?

 

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2月のKJLTIAの幼児日本語教師養成コースへのご参加をお待ちしています。

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1月の幼児日本語教師養成コース

2024年1月KJLTIA主催の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内です。

 

**幼児日本語教師養成コースについて**

KJLTIAの幼児日本語教師養成コースは、乳児から児童期までの子どもたちに日本語を教えるための知識とスキルを提供するプログラムです。日本語を複言語環境で学ぶ子供たちに焦点を当て、現場での指導に役立つ情報やアプローチを学びます。

 

**受講対象**
– 自身の子供への日本語教育に興味をお持ちの親御さん
– 日本語補習校、日本語幼稚園、インターナショナルスクール、個人のお教室で指導されている方

 

**基礎コース(Introductory Course)**
– 開始日:2024年1月22日(月)
– 6週間のコース

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基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。複言語環境での実践的なケーススタディーやワークショップを通じて、実際の指導に役立つスキルを身につけましょう。

 

**プロフェッショナルコース (Professional Course)**
– 基礎コース(6週間)+上級コース(12週間)のパッケージコース

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プロフェッショナルコースでは、幼児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を包括的に学びます。基礎コースを修了し、子どもたちにより高度な指導を提供するためのスキルを磨きましょう。パッケージコースならではのお得な受講料も魅力です。

 

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2024年度の幼児日本語教師養成コースの詳細や受講料について知りたい方は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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**なぜ幼児日本語教師になるべきか?**

幼児日本語教師

子どもたちに最適なアプローチと、複言語環境での日本語教育に特化した専門性を身につけましょう。保育士や幼稚園教諭が知らないバイリンガルやマルチリンガルなど、独自のアプローチが求められる幼児日本語教師。

KJLTIAでは、国内外で幅広く活躍できるハイブリッドな指導者を目指します。新たなキャリアのスタート、あなたも考えてみませんか?

 

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特集2:幼児日本語教師の専門性とは?

前回に引き続き、イタリア・ミラノ日本語補習授業校の新設クラス『あそんでまなぼう!にほんごクラス』の担任である大橋澄子先生に【幼児日本語教師の専門性】について聞いてみました。

インタビュー目次)

 幼児⽇本語教師の専⾨性は、どんなところだと思いますか?

 どんな場所で幼児⽇本語教師の専⾨性が必要とされると思いますか?

 幼児⽇本語教育を学んだことで、指導者としての指導⼒や親として家庭での⽇本語教育に変化はありましたか?

 幼児⽇本語教師養成コースの受講を検討している⽅に向けて、⼤橋先⽣からのメッセージ!

幼児⽇本語教師の専⾨性は、どんなところだと思いますか?

大橋先生:うーん…⽇本語という⾔語を教えるのですが、⾔語をそのまま教えるわけではなく、試⾏錯誤と共に⾔葉と⽂化とコミュケーションを教え伝えることができる!?でしょうか。

KJLTIAのプロフェッショナル認定幼児日本語教師の専門性
幼児日本語教師の専門性

KJLTIA: そうですね。日本語を言語として教えようと幼児や小学生を相手に日本語の動詞の活用形や文法の話をしても子どもたちにはちんぷんかんぷんですよね。ひらがなの文字からいきなり指導しようとする保護者や指導者もいますが、乳幼児や小学生の場合はひらがなの文字を覚えさせようとするのではなく、幼児日本語教育の色んなアプローチでアクティビティを進めながら、気が付いたらひらがなを覚えていた!っていう流れを作ってあげられるのがベストですね。

上の画像では、『日本語教師』『幼稚園教諭/保育士』『小学校教諭』『幼児日本語教師』の4タイプの資格を比較したものです。今回は、【日本語指導】【子どもへの指導】【複言語の知識】の3つの項目のみを比較しましたが、このシンプルな比較であっても、今まで一般的に日本国内外で日本語教育に携わってきた日本語教師、幼稚園/保育士、小学校教諭の資格保持者に欠点があることがわかります。10年ほど前までは、子どもに日本語を教える専門職は存在すらしていませんでした。ですから、日本語教師、幼稚園教諭/保育士、小学校教諭の資格者が子どもの日本語教育に携わることになっていったのは理解できますね。しかし、【幼児日本語教師】という専門職ができて、じわじわと認知されてきた今、どうでしょう?幼児日本語教師が他の資格者と差別化された専門職であると理解頂けるのではないでしょうか。

大橋先生が担任をする「あそんでまなぼう!にほんごクラス」は、日本語補習授業校の幼稚部に入学するための準備クラスとして設置されています。幼稚部への準備クラスや幼稚部の指導者には、幼児日本語教師が適任ですね。幼児日本語教育の専門性を活かして、子どもたちが負担にならないよう楽しい日本語レッスンを行いながら、日本語の土台をしっかり築いてください。

どんな場所で幼児⽇本語教師の専⾨性が必要とされると思いますか?

大橋先生:海外での⽇本語補習授業校の幼稚部(年少・年中・年⻑組)、⽇本の幼稚園・⼩学校などで外国⼈が在籍していて⽇本語の教育が必要な⼦供がいるところ、他にも海外在住の⽇本と外国⼈のハーフの⼦どもさんの集まる場所・・・でしょうか。もっとありそうですけれど。

KJLTIA: そうですね、大橋先生のように日本国外の日本語教育機関である日本語補習授業校の幼稚部で活躍されている幼児日本語教師の方は多いです。その他の教育機関では、日本語幼稚園やインターナショナルスクールの日本語クラス、日本人の生徒が通っている、または日本語教育を取り入れている現地の保育園や幼稚園で活躍されている先生もいます。オーストラリアでは、幼児期から第二言語教育プログラムが始まっており、幼稚園や保育園によって取り入れる言語は異なりますが、日本語を選択している園に日本人の先生が働いているところは、日本人の先生が幼児日本語教師養成コースを受講して日本語レッスンを担当している園もあります。また日本国外では、他にご自身でお教室を運営されている方、コース修了後にお教室を開講された方もいますし、コミュニティセンターで日本語の絵本の読み聞かせをされている方、日本語のプレイグループでご自身の子どもも含めてですが、他のママさん達と協力しながら子どもたちが日本語に触れる機会を提供している方もいます。日本国内では、外国籍の子どもの多い保育園や幼稚園の先生が幼児日本語教師養成コースを受講し、日々の保育の中で幼児日本語教育のアプローチを遊びを通して取り入れている方々もいますし、NPO団体の日本語支援学級で移民の子どもたちに公立小学校の普通学級に入るための日本語指導をされている先生方もいますよ。また、日本国内のインターナショナルスクールの日本語クラスの教員もいます。

幼児⽇本語教育を学んだことで、指導者としての指導⼒や親として家庭での⽇本語教育に変化はありましたか?

大橋先生:まず、何よりも⾃分の⼦供がバイリンガルの環境に存在している私にとっては、本当に勉強したかった分野です。なので、そこで⼦供に対する⽇本語の世界に深く⼀歩進んだと信じています。
まだまだ指導者としても親としても、勉強中の途上段階にあります。そしてこれからもそれは続くと思います。しかし、幼児⽇本語教育で学んだことは、多くの知識を得ることができ、今の指導者としての⾃分に確実に⾃信が持てるようになっていると感じています。

KJLTIA:嬉しいですね。本当に保護者の皆様の熱意と努力には頭が下がります。海外赴任されている日本人家族や、日本から移住された日本人の方々は、今も昔も子どもの日本語教育に熱心に取り組む親御さんたちがたくさんいました。まさに継承語教育の歴史は、日本語だけに限らず、どこの国でも自分たちの言語や文化を次の世代に伝えたいという親御さんたちの強い気持ちがあるからスタートしたということですよね。このように継承語教育の歴史は長く、日本語だけに限らずさまざまな言語の継承語教育が研究されています。

幼児⽇本語教師養成コースの受講を検討している⽅に向けて、⼤橋先⽣からのメッセージ!

私は幼児⽇本語教師について勉強しようと思ったきっかけは、⾃分の⼦供に⽇本語でしか話しかけてこなかったのに、2歳になった時、イタリア語でしか返答が返ってこなくなったことでした。⼀体⼦供の頭の中ってどうなっているの??という素朴な疑問があり、ただ周りを⾒ても、情報を探しても答えを⾒つけられないと感じていたところ
に、KJLTAの⾨井先⽣と出会いました。そこでまさに⾃分の疑問に関する内容などについてのレクチャーを受けることができ、またディスカッションなどをすることができました。その時の基礎コースでは韓国とスペイン在住の同じような⼩さいお⼦さんを持つお⺟さんたちでした。そのお⼆⼈と⼀緒に受講しディスカッションをして、似たような環境でバイリンガルを育てる⼦どもへの疑問や感じたことを吐き出せる、そういった場としてもとても新鮮でありがたかったのを記憶しています。
バイリンガル環境でお⼦さんを育てている⽅にもきっと役⽴つコースだと思いますし、それをきっかけに他のお⼦さんにも⽇本語を教えるという新たな道が⾒つかるかもしれません!これから国際化が益々進み、もっと⽇本⼈が海外へ進出するでしょうし、イタリアに住み始めて17年、肌でそれを感じています。また、海外から⽇本へ移住する⼈々も益々増えてきていますよね。
幼児⽇本語教師という分野はこれからもっと需要が⾼まることだと思います。

KJLTIA:貴重なご意見ありがとうございます。幼児日本語教育って奥が深い分野だと思うのですが、子どもの言語発達や複言語環境で育つ子どもたちの頭の中って未知の世界で知りたくなりますよね?私たちのように日本で生れ育ってきた者からすると、バイリンガルってどういう人なのか、バイリンガル児がどのように成長していくのかって、自分が経験していないからこそ興味深い内容かと思います。今の時代、SNSなどで検索すればバイリンガル育児の情報もたくさん出てくると思います。しかし、子どもを取り巻く環境は個々の家庭で異なるため、どれを試せば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。【幼児日本語教師の専門性】を知って頂き、『幼児日本語教育』という1つの分野として興味のある方には、是非、幼児日本語教師養成コースで学んで欲しいです。子どもとの関わり方に変化が出てくるでしょうし、子育てが落ち着いたら、是非そのバイリンガル育児+幼児日本語教育を他の子どもたちの日本語教育に活かしてもらえたら嬉しいです。こちらオーストラリアも移民の入国数が増えています。幼児日本語教師の需要もさらに高まっていくことでしょう。

2024年新しい年が始まりました!新しい年に新しい学びを・・・ということで、幼児日本語教師養成コースを受講してみませんか?

KJLTIAの幼児⽇本語教師養成コースに関するお問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au) は、こちらから。

1月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

2月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

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特集1:日本語補習授業校の新設クラスの立ち上げ – イタリア在住プロ認定幼児日本語教師の挑戦 !

 新年あけましておめでとうございます。新しい年が皆様にとって幸福で平和な一年となりますようにお祈り申し上げます。

また、元日に発生した能登半島地震災害により被害を受けた方々に、心からお見舞い申し上げます。どうかご無事と、一日も早く日常生活が戻りますようお祈りしております。お力になれることがあれば、お知らせいただければ幸いです。

新年のスタートは日本では大変な出来事となりましたが、皆様と共に困難を乗り越え、明るい未来に向かって進んでいけることを願っています。どうぞお身体を大切に、お気をつけください。

2024年最初の幼児日本語教師の特集

イタリア・ミラノ日本語補習授業校「あそんでまなぼう!にほんごクラス」ロゴマーク 
担任である大橋先生お手製のオリジナル
 提供者:大橋澄子先生

 今回の特集では、イタリアで活躍するプロフェッショナル認定幼児日本語教師に焦点を当て、2022年に新設されたミラノ⽇本語補習授業校の準備クラス「あそんでまなぼう!にほんごクラス」の立ち上げからクラス運営までのエピソードをお届けします。

新しいクラスや教室、カリキュラムをスタートさせるプロセスは、ゼロからのスタートであり、時間と労⼒がかかり、多くの困難に⽴ち向かいながら築き上げていくものです。多くの⽅が、幼児⽇本語教師としての夢を追い、幼児日本語教師養成コースを修了し、自分の教室を持ちたいと考えていることでしょう。今回の特集は、お教室の開講を検討している幼児⽇本語教師の⽅々にとっての貴重なアドバイスとなるでしょう。また、お子様の日本語教育をどうするか検討されている保護者にとっても、お⼦様の⽇本語教育に関する選択肢や、信頼できる幼児日本語教師を⾒つける⼿助けとなることを期待しています。

イタリア・ミラノ⽇本語補習授業校では、毎週⼟曜⽇に⾏われる⽇本語補習授業が、地域の⼦供たちに⽇本語と⽂化を教えています。その中でも2022年に新設された「あそんでまなぼう!⽇本語クラス」の⽴ち上げから担当するプロフェッショナル認定幼児日本語教師である⼤橋先⽣に、幼児日本語教師としての活動や幼児⽇本語教育についてインタビューしました。

インタービュー目次)

-  大橋澄子先生:イタリア・ミラノ在住、プロフェッショナル認定幼児日本語教師

-   幼児日本語教師として活動しているミラノの⽇本語補習授業校は、どんな学校ですか?

-  担当しているクラスは?

-  クラスのコンセプトや⽬標はありますか?

-  カリキュラム、指導計画、教材はどうしていますか?

-  どんなレッスンを⼼がけていますか?-効果が⾒られたアプローチはありますか?

  どのような流れで新設クラスに関わることになったのでしょうか?また、どんな準備をしましたか?-

-  ⽇本語クラス1周年を迎えたということですが、⽣徒たちの成⻑と⽇本語の上達は、どうでしたか?

-  クラス運営の困難と挑戦について教えて下さい。

-  ⼦どもたちの楽しい反応、印象的な瞬間をおしえてください!

-  ⼤橋先⽣からイタリア・ミラノ周辺で子どもの日本語教育を検討している保護者へメッセージ

大橋澄子先生:イタリア・ミラノ在住、プロフェッショナル認定幼児日本語教師

 ⼤橋先⽣とKJLTIAとのご縁は8年前にさかのぼります。2015年、⼤橋先⽣はKJLTIAの幼児日本語教師オンライン基礎コースに参加し、その後2021年にはアドバンスコースも受講。基礎コースとアドバンスのコースを通して、彼⼥は幼児⽇本語教育における専⾨知識とスキルを⾝につけ、2021年にはKJLTIAの幼児日本語教師指導者認定試験を受験しプロフェッショナル認定を受け、新たなステージに挑戦しました。彼⼥がミラノで展開する「あそんでまなぼう!⽇本語クラス」の舞台裏に迫ります。

節分で鬼のお面を作りました! 提供者:大橋澄子先生

幼児日本語教師として活動しているミラノの⽇本語補習授業校は、どんな学校ですか?

 現在、幼児日本語教師として活動しているミラノ⽇本語補習授業校は、ミラノ⽇本⼈学校の校舎を借りています。毎週⼟曜⽇の15時から18時まで、12クラスにわたり児童・⽣徒たちが国語を学びに訪れます。開講しているクラスには、⽇本語クラス、幼稚部、⼩学部、中学部、⾼等部のクラスが含まれ、⽣徒数は120⼈以上にのぼります。興味深いことに、ミラノ郊外やスイスなど遠⽅から通う⽣徒もおり、親御さんたちは⽇本語教育に熱⼼で、学校はとても活気にあふれています。

担当しているクラスは?

 ⼤橋先⽣が担当している「あそんでまなぼう!にほんごクラス」は、2023年4⽉時点で8名の⽣徒が在籍しています。このクラスには4歳児と5歳児がおり、そのうち2⼈は⽇本⼈の親を持つ⼦供たちで、残りの6⼈はイタリア⼈と
⽇本⼈のハーフです。

七夕飾り 提供者:大橋澄子先生

クラスのコンセプトや⽬標はありますか?

 「あそんでまなぼう!にほんごクラス」は、その名の通り、遊びながら⽇本語を学ぶというコンセプトのクラスです。このクラスでは、補習校の幼稚部に進む前に、ひらがなを読むことを⽬標としています。

特筆すべきは、このクラスには⼊学時の⾯接や試験が⼀切ないことです。4歳になり、⽚親が⽇本⼈か⽇本国籍を持っているお⼦さんであれば、年度の途中でも⼊学が可能です。補習校では幼稚部からの⼊学や編⼊には、⾯接や⾳読のテストなどがあるため、⽇本語が弱いお⼦さんは難しい場合もあります。このクラスでは、そういった制約を取り払い、誰もが気軽に参加できる環境を提供しています。


⽇本語が不得意な⼦供たちでも、このクラスを通じて補習校の上の学年へ進学できる機会を増やしたいという想いから、校⻑先⽣と協議し、開講に⾄りました。これにより、全てのご家庭にとってハードルの⾼い⼊学試験などがないため、多くの⼦供たちが⾃分のペースで⽇本語を学ぶことができます。

また、毎回の保護者へのお便りも重要視しています。ご家庭でのサポートがなければ、お⼦さんの⽇本語の成⻑は難しいものです。ですので、どのような点に気を付けてほしいか、どのようにサポートすると効果があるのかなど、幼児⽇本語教師の視点から親御さんへのアドバイスも含め、丁寧にお知らせしています。

カリキュラム、指導計画、教材はどうしていますか?

 カリキュラムと指導計画は独⾃のもので構築しています。年間指導計画などの⾻組みは⼤まかに定め、具体的な
内容は⽉や週単位で⼦供たちに合わせて計画し、それに基づいてレッスンの進⾏を考えています。

KJLTIAのひらがなカードは、教材として⾮常に活躍しています。さらに、ひらがな表を⼤きく拡⼤して⿊板に貼り、その上にラミネートしたひらがなカードを配置するなど、⼯夫を凝らしています。折り紙はイタリアではほとんど⼊⼿できないため、帰国時にたくさん持ち帰り、積極的に活⽤しています。補習校ならではの恩恵もあり、豊富な紙芝居や絵本が揃っており、読み聞かせにも⼤いに役⽴っています。昨年は保護者の⽅からひらがなの積み⽊やひらがなカードを寄付していただいたりもあり、それらを有効に利⽤しています。運筆プリント類については、インターネット上の無料教材を活⽤させていただいています。

KJLTIAのひらがな表とカードで文字学習 提供者:大橋澄子先生

どんなレッスンを⼼がけていますか? 効果が⾒られたアプローチはありますか?

 特に⽇本の歌と⼿遊びをたくさん取り⼊れています。毎⽉、⽇本の季節や⾏事に沿った歌を⼦供たちが楽しめるよ
う、⼿遊びとともに取り⼊れています。⽇本では当たり前に親しまれている童謡や⼿遊び歌などが、こちらではなかなか聞く機会がありません。そのため、⼦供たちが積極的に歌ったりすることを意識的に促しています。⽉末には歌詞や振り付けを覚え、⼝ずさむようになります。これにより、歌を通して徐々に⽇本語を⼝にでき、⾃信につながっていくようです。親御さんもこのクラスを通じて家庭で歌ったり、主体的に⽇本語を話すようになったとの嬉しいコメントをいただくことがあります。折り紙も毎回のレッスンで⾏い、⼦供たちはそれを持ち帰ってから⾃宅で同じ折り紙を折ってきて、次のレッスンで披露したり、学校で⾃慢したりする姿が⾒受けられ、学校を卒業した後もこのクラスでの経験が⼦供たちに影響を与えていることを感じています。

福笑いのゲームに挑戦!どんなお顔ができるかな? 提供者:大橋澄子先生
色んなお顔ができました! 提供者:大橋澄子先生

どのような流れで新設クラスに関わることになったのでしょうか?また、どんな準備をしましたか? 

 補習校では、以前に⼩学部や中学部で教えた経験がありましたので、校⻑先⽣との繋がりが⼤きな影響を与えました。補習校を離れた後、アドバンスコースを修了し、幼児日本語教師指導者認定の資格試験を受験するにあたり、校⻑先⽣に幼児⽇本語指導経歴証明書の指導歴の書類にサインをお願いしたところ、私が幼児⽇本語教師の勉強をしていることを知っていただきました。その後、クラスの⽴ち上げにおいて、ありがたく私に声をかけてくださり、再び補習校での活動が始まりました。もともと⼦供が好きで、⽇本でも⼦供に関わるアルバイトなどの経験はありましたが、特定の⼦供関連の職に就いておらず、教員免許も持っていませんでした。ただ、補習校では幸いにも教員免許は必要なく、⼦供たちに⽇本語(国語)を教える機会にめぐり合え、それが今に繋がっていると感じています。

⽇本語クラス1周年を迎えたということですが、⽣徒たちの成⻑と⽇本語の上達は、どうでしたか?

 実際にはクラスが開講して1年半が経過してしまいました。それでも、⼦供たちの成⻑を実感しています。開講当初は⽇本語がほとんど話せず、理解も難しい⼦供たちも、この春には無事に全員が幼稚部や⼩学部への試験に合格し、⼊学することができました。この成果にとても嬉しく思っています。(補足:インタビューは2023年5月に行われました。)

クラス運営の困難と挑戦について教えて下さい。

 いっぱいありました(笑)。まず、毎週保護者へ配布する「お便り」はいつも苦労しています。お便りは重要な親御さんへのコミュニケーションの⼀つと考えて、⼦供達の総合的な様⼦も報告したりはしていますが、そのほかできるだけ、家庭での⽇本語のサポートがいかに⼤切か、どうすれば⽇本語が上達していくか、などのアドバイスを私なりに書いて配っています。


流⽯に毎週のことになるので、ネタも尽きたり疲れてきて、連絡事項が主体でもいいか、と思っていると、親御さんから「毎週楽しみにして読んでいます!」とお声がけいただいたりするので、やはり、また頑張って書こう!という気持ちになって、いろいろなネタを探して、また⾃分なりに勉強して書くことにしています。

特に⼊学したての親御さんによっては、思いっきりはちゃめちゃな⽇伊ミックスで⼦供に話しかけていたり、普通にイタリア語で会話をしていたりするので、お⺟さんからしっかりと指導(というと偉そうですね、すいません)していくという⾵に考えています。

その他、昨年度までは補習校で担当する授業3時間のうち、1時間半に5名の前半クラス、残りの1時間半に5名の後半クラス、という感じで2回の同じレッスンを続けてやるという感じでしたので、ぶっ続けで授業の最後には毎回ぐったりしていました(笑)。⼈数が5名最⼤ということもありアシスタントの先⽣もいなかったので、⾃分がおトイレに⾏くのもずっと我慢してたりしました。

去年は4歳から6歳の⼦供たちがいましたので、複式学級で年齢の差があり、同じようにレッスンをするのは難しかった部分もありました。ですが、⼤きな⼦には、⼩さな⼦の制作の時のお⼿伝いをしてもらうなどして、むしろこちらも助けてもらいながら、なんとか乗り越えてこれたと感じています。

⽴ち上げた当初、元気が有り余る⼦に⼿を煩わせられて、どう対処して良いか⼤変悩んだ時には、KJLTIAの⾨井先⽣にも相談に乗って頂いたこともありました・・・。本当にありがとうございました!!

KJLTIA: 新しいクラスが開講したばかりの時は、⼤変でしたね。幼児日本語教師も⼦どもたちもお互いのことをよく知らない者同⼠ですから、幼児日本語教師も個々の⼦どもの対応に悩んでしまうのはよくある話です。
また、幼稚部の場合、初めての集団⽣活という⼦どもも少なくありません。⺟⼦分離が上⼿くできず、レッスン中にずっと泣いている⼦がいたり、お⽚付けができない⼦、他のお友達とシェアして教材を使うことができない⼦など、多様な⼦どもたちがいるので、最初は幼児日本語教師自身も対応に追われて疲弊してしまうこともありますよね。

⼦どもたちの楽しい反応、印象的な瞬間をおしえてください!

 レッスンやイベント中、特に印象的だったのは、⼿遊び歌の活動です。⽉ごとのテーマに合わせて⾏いますが、「オニのパンツ」と「お化けなんてないさ」は特に⼼に残ります。⼦供たちは「お化け」や「パンツ」といった⼤好きなキーワードに⼤いに興奮し、⼝ずさんだり、⾝体で振り付けをして、楽しそうに参加しています。その様⼦は、時折シーズンに関係なく歌ってくれたり、⾃発的に再現してくれることもあり、本当に嬉しい瞬間です。

KJLTIA: 「オニのパンツ」のお歌は、イタリア民謡『フニクリフニクラ』が原曲なので子どもたちにとっては馴染みのある曲でしょうし、そこに「パンツ」が加わることで大盛り上がりする子どもたちの光景が浮かんできます。こちらオーストラリアでもイタリア人経営のイタリアンレストランに行くと『フニクリフニクラ』の曲がBGMで流れていることが多いです。この曲を聴いてしまうと、つい口ずさみたくなりますが、頭の中では「おに~のパンツは」と歌い出すので会話が入ってこなくなります(笑)。

⼤橋先⽣⼿作りのクラスアルバム

「あそんでまなぼう!にほんごクラス」の思い出のアルバム 
提供者:大橋澄子先生

 学年末、「あそんでまなぼう!にほんごクラス」から巣⽴っていく⼦どもたちの思い出のアルバムが担任の⼤橋先⽣から配布されているそうです。


⽣徒たちのお名前や顔写真、そしてクラス内の活動の様⼦がわかる写真が掲載されていて、クラスのお友達と⼀緒に⽇本語をあそびながら学んでいる様⼦が伝わってくる素敵なアルバムになっています。


⽣徒たちの写真や名前が記載されているため、中⾝はお⾒せできませんが、保護者にとっても嬉しい思い出のアルバムになることでしょう。この後、⼦どもたちはミラノ⽇本語補習授業校の幼稚部へ進級していきます。

⼤橋先⽣からイタリア・ミラノ周辺で子どもの日本語教育を検討している保護者へメッセージ

 「⽇本語に⾃信のないお⼦さんでも、⼀緒に遊びにきてください!楽しみながら⽇本語を学んでいきましょう!」
と、このクラスへの参加を呼びかけています。ミラノ⽇本語補習授業校へのお問い合わせ先も提供されています。

ミラノ日本語補習授業校へのリンクは、こちらから

KJLTIA: ミラノ⽇本語補習授業校「あそんでまなぼう!にほんごクラス」での⼤橋澄⼦先⽣の幼児⽇本語教育への熱意と努⼒が、⼦供たちの成⻑と学習への興味を育んでいます。⼿遊び歌や楽しいアクティビティを通じて、⼦供たちが⾔葉と⽂化を楽しみながら学ぶ様⼦が伝わってきました。この取り組みが、将来的なバイリンガル教育や国際交流に寄与することでしょう。

幼児日本語教育や幼児日本語教師に興味をお持ちの方は、KJLTIAへお問い合わせください!

今回、イタリア・ミラノ⽇本語補習授業校のご協⼒により、⼤橋先⽣の活躍についてご紹介させていただきました。ご協⼒いただきありがとうございました。これからも貴校のますますの発展を⼼よりお祈り申し上げつつ、ご協⼒に深く感謝いたします。

(注)ご迷惑になりますので、ミラノ⽇本語補習校や⼤橋先⽣への幼児⽇本語教師養成コースやKJLTIAに関するお問い合わせは、控えて頂きますようお願い申し上げます。

次回の特集は、ミラノ日本語補習授業校「あそんでまなぼう!にほんごクラス」の担任であるプロフェッショナル認定幼児日本語教師の大橋澄子先生に、幼児日本語教育の専門性についてのインタビューをお届け予定です。

お楽しみに!

KJLTIAの幼児⽇本語教師養成コースに関するお問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au) は、こちらから。

1月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

2月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

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次回の特集2では、大橋先生

5月の幼児日本語教師養成コース

5月の幼児日本語教師養成コース(オンラインスクール)のご案内

KJLTIA(幼児日本語教師協会)の幼児日本語教師養成コースでは、子どもに日本語を指導するための知識とスキルを学びます。指導対象となる子どもは、日本語を複言語環境の中で学ぶ乳児から児童期の子どもたち。

このコースの受講生の多くは、自分の子どもの日本語教育のために受講する親御さん。また、日本語補習校や日本語幼稚園、インターナショナルスクールや個人のお教室で実際に指導されている方が受講しています。

  • どうやって子どもに日本語を教えたら良いか、わからない。
  • 試行錯誤しながら指導しているから、これで良いのか不安。

など、親御さんも現役の指導者も何かしらの不安を抱えながら子どもたちに日本語指導している状況です。

子どもの成長・発達は、止まることなく進んでいきます。親や指導者が、適切な時期に適切なアプローチをすることが大事です。子どもたちが無理せず、日本語も他言語も身に付けて行けるようになる良きサポーターになるために、まず幼児日本語教育を学ぶことからはじめてみませんか?

 

【基礎コース(Introductory Course):初級レベル幼児日本語教師】

introductory teacher

開始日:2023年5月15日(月)からの6週間コース

 

この基礎コースは、幼児日本語教育の入門コースとなります。

日本生まれ、日本育ちの日本語ネイティブの人にとって、非日本語圏で日本語を学ぶ子供たちが自分たちと異なる日本語の位置づけで日本語を学んでいくことを理解していますか?

基礎コースでは、乳幼児期の言語発達に焦点を当て、言語発達面からみたバイリンガルやマルチリンガルについて学びます。

幼児日本語教育で日本語を学ぶ子どもは、複言語・複文化環境で日本語を学んでいくため、ケーススタディーやワークショップでは、事例について一緒に考えてみたり、課題に取り組みながら指導する時のポイントを考えていきます。

幼児日本語教師を目指す方だけでなく、これから出産を控えている方や現在、海外で子育てに奮闘している方にもおススメのコースとなります。

現在、基礎コースでは、子どもの感覚を疑似体験してもらうワークショップを通じて、子供への指導に何がポイントになるのか、何を気を付けていく必要があるのか、一緒に考え学んでもらっています。

 

【プロフェッショナルコース (Professional Course):上級レベル幼児日本語教師】

KJLTIA初級レベル幼児日本語教師

上級レベル幼児日本語教師

 

プロフェッショナルコースは、基礎コース+上級コースのパッケージコース

幼児日本語教育の入門コースである基礎コースだけでは、指導者として活動するには不十分です。プロフェッショナルコースは、幼児日本語教師として子ども達に日本語を教えたいという方にピッタリのコースです。

また、上級コースでは、複言語環境で育つ児童期の子どもたちについても深く学んでいく内容になっています。子どもの成長に合わせて、親御さんご自身もスキルアップできるようになっています。

*上級コースのみの受講はできません。

よくある質問に、日本語教師の経験があるので基礎コースを飛ばして、上級コースのみの受講したいという方がいます。申し訳ありませんが、日本語教育と幼児日本語教育は、共通する部分もあるでしょうけれど、別の専門分野です。どんな方も基礎コースから受講していただいております。

2コースのパッケージとなるプロフェッショナルコースは、乳児から10歳頃までの幼児・児童日本語教育を総合的に学ぶことができます。また、パッケージコースになるため、若干、受講料がお得になっています。

もちろん、基礎コースを受講してみて、上級コースに興味が出てきてからお申込みされる方もいますよ。

 

『幼児日本語教師養成コースって?』という方は、「認定資格コース」をご覧ください。

また、2023年度の幼児日本語教師養成コースのコース内容、受講料、開催スケジュールが知りたいという方は、こちらからお問合せください。

 

<あなたも幼児日本語教師になって、子どもに日本語を教えてみませんか?>

日本語教育を必要としている子どもは、日本国内外の世界中にいます。

日本語を学習する子どもたちの共通点は、日本語を学びにきていること。それ以外は、ほとんど異なります。個々の家庭環境も、言語・文化・認知的な背景もそれぞれ異なります。だからこそ、幼児日本語教育を学び、個々の子どもに合わせたアプローチができる専門性が大切です。

KJLTIAの幼児日本語教師は、適したアプローチ、適した教材を提供できるような専門性の高い指導者を目指します。

私たちは、「日本語だけ」を見ているわけではありません。「日本語も、もう1つの言語も」です。

だからこそ、KJLTIAの幼児日本語教師は、【幼児教育+複言語教育+日本語教育】の専門性を持った【ハイブリッドな指導者】を目指します。

KJLTIAの幼児日本語教師はハイブリッドな指導者

 

幼児日本語教師養成コースのお問合せは、お問合せフォームよりお気軽にどうぞ。

 

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プロフェッショナル認定幼児日本語教師

5月KJLTIA認定幼児日本語教師指導者認定試験

【5月KJLTIA認定 幼児日本語教師指導者認定試験のご案内】

幼児日本語教師の最高レベルとなるプロフェッショナル認定幼児日本語教師の資格認定試験が実施されます。

2020年よりオンライン受験が可能になったことから、以前よりも受験しやすい環境となりました。

幼児日本語教師を探している教育機関や保護者からの依頼では、「プロ認定幼児日本語教師」の資格者がエリア内にいれば、是非紹介してほしいと指導経験もある、質の高い指導者を求めてこられる傾向があります。

KJLTIAで認定されたプロフェッショナル認定幼児日本語教師は、子どもへの日本語指導経験が最低100時間を終えていることが指導者認定試験の受験条件となっていることから、資格取得直後であっても100時間の指導経験がある幼児日本語教師であるため、指導経験のない資格者と差別化ができます。

過去の指導者認定試験に合格しているプロフェッショナル認定幼児日本語教師の方々は、海外の日本語補習校、日系幼稚園、インターナショナルスクール、個人の日本語教室、日本国内の幼稚園・保育園、オンラインレッスンで個人レッスンなど、さまざまな場所で活躍されています。

幼児日本語教師

5月の幼児日本語教師指導者認定試験は、5月6日~7日です。

締め切りは、4月15日。

 

【2023年前期の指導者認定試験実施日】

- 4月8日(土)~ 9日(日) 締め切りは、3月18日。

- 5月6日(土)~ 7日(日) 締め切りは、4月15日。

- 6月24日(土)~ 25日(日)締め切りは、6月3日。

 

認定試験は、オンラインテストとZoomによる実技試験とインタビューがあるため、2日間の設定としています。オンラインテストは、2日間の有効期限内にご自身のタイミングで受験できるようになるので、実技試験と同日の受験も可能です。

 

【受験資格】

1. 上級レベル幼児日本語教師取得済み

2.  幼児日本語指導経験最低100時間を終え、KJLTIAから指導経歴の審査を受け、受験資格を得ている者

 

【受験スタイル】

オンラインテスト、Zoom

 

【受験項目】

オンラインテスト、実技試験、インタビュー

 

【試験内容】

幼児日本語教師養成コース全課程

 

お申込みは、指導者認定試験申込フォームよりお申込み下さい。

お問合せは、KJLTIAまでお願い致します。

『ハイブリッド言語』を使用する子ども

幼児日本語教師が指導する子どもたちの多くが、乳幼児期から複言語環境で育っています。このような子どもたちの言語環境では、『ハイブリッド言語』が育つ環境ともいえるでしょう。英語圏で生活しながら日本語習得を目指している子、フランス語圏で生活しながら日本語習得を目指している子、中国語圏で生活しながら日本語習得を目指している子など、個々の子どもが生活している言語圏は違えども、『日本語も他言語も』どちらも生活の中に存在し、どちらの言語もほぼ同時期に発達していくものです。

バイリンガルやマルチリンガルも二言語や多言語を使用する人を示しますが、『複言語』という言葉をKJLTIAが使用しているのは、冒頭で述べた通り、日本語も他言語もどちらも生活の中に存在し、どちらの言語も共に発達していくことを表しています。

このような子どもたちは、将来、子ども自身が使える自分の言語は、『ハイブリッド言語』になる可能性を秘めています。だからこそ、幼児日本語教師を目指す方にも、複言語環境で子育てしている親御さんにも、子どもの言語発達の時期や言語環境について、それぞれ個別にしっかり目の前の子どもや生徒と向き合いながら、幼児日本語教育を進めていきたいものです。

『ハイブリッド言語』とは?

『ハイブリッド言語』という言葉を初めて聞く人もいるかも知れません。ハイブリッド言語とは、言語Aも言語Bも自分の言語として、それぞれの言語が影響を与えながら、両言語を自由に使えるようになることを言います。

モノリンガル(一言語)で育った人への説明も難しいし、ある程度の年齢になってから他の言語を身に付けバイリンガルになった人も、もしかしたら理解が難しいのかも知れません。

みなさんがよく知る『ハイブリッド車』。これを例にして考えてみましょう。

ハイブリットカーは、ガソリンと電気を使って走る車であることは、みなさんもご存知の通り。ハイブリッドカーの動力には、①燃料を燃やして動くエンジンと、②電機によって動くモーターの2種類です。この2種類のエンジンとモーターを組み合わせて動くのが『ハイブリッドカー』です。

上記のハイブリッドカーの動力を言語に置き換えて『ハイブリッド言語』を説明してみましょう。ハイブリッド言語は、言語Aと言語Bを組み合わせた言語活動と理解できるのではないでしょうか。例えば、日英のハイブリッド言語の言語能力は、①日本語を使った言語活動と、②英語を使った言語活動の2つの言語です。この2つの日本語と英語を組み合わせてコミュニケーションする能力が『ハイブリッド言語』と言えるでしょう。

親と子では、幼少期の言語環境が違う

非日本語圏に移住した日本人の移民1世は、もともとは日本で生まれ、日本で教育を受けてきたので、日本語は母語、母国語と自覚していると思います。移民1世の親たちが非日本語圏で子どもを産み、育てる際、その子どもたち(2世)は、日本国外で生まれ、非日本語環境で育っていきます。日本で育った親と子どもが育つ国の言語環境が異なるということです。整理してみましょう。

- 移民1世の親は、日本という日本語圏で日本語を母語・母国語として身に付けて行きます。

- 移民1世の子ども(2世)は、非日本語圏で日本語を母語(継承語)として身に付け、それと同時に居住国の言語を母国語として学んでいきます。

こうした日本にルーツのある子どもや、日本にルーツが無くても母語形成期の言語発達期に日本に長期で滞在している子どもにおいては、日本語も他言語もというハイブリッド言語使用者になる可能性が高いことを理解し、子どもの言語教育のサポートをしていきたいものです。

幼児日本語教師も子どもに日本語教育を与える保護者も、幼児日本語教育を学んでハイブリッド言語を使用する子どもを育てよう!

ハイブリッド言語を使用する子どもを育てる

子どものハイブリッド言語能力を育てていくためには、子どもの指導者となる幼児日本語教師は「ハイブリッド言語」を理解しながら幼児日本語教育を進めて欲しいものです。日本語も他言語もうまく融合させながら、子どもたちが日本語も現地語も「自分の言語」として自信持って使用できるよう、サポートしていくことが大切です。日本語よりも現地語の方が使いやすくなるのは、言語バランスの比重が現地語の方に偏っていれば仕方ないことです。「日本語で話しなさい」と子どもに言っても、話せるのであれば話します。

それでは、どうアプローチしたら良いのか?

幼児日本語教師養成コースの受講生は、ご自身の子どもの特別な幼児日本語教師になろうと学ぶ方がたくさんいます。幼児教育の教材を日本から取り寄せている方も多いと思いますが、やり方を間違えれば、子どもが日本語を嫌いになってしまいます。継承語教育のためにアプローチしているのに、我が子の日本語嫌いを促すことは避けたいですね。

ハイブリッド言語を使用する子どもに育てるために、あなたも幼児日本語教師養成コースで【幼児日本語教育】について、学んでみませんか?

5月の幼児日本語教師養成コース – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au)

お問い合わせ – 幼児日本語教師協会 (youji-nihongo.com.au) は、こちらから。

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